27日の日経平均株価は、地合いの弱さから売りが先行、米先物の下落も足を引っ張って拍車がかかり、連日の株価の下落で信用取引での保証金の追加請求が懸念され、さらに売りを誘ったようで一時は600円近く下げ、戻りも円高傾向などで鈍く、前日比477円96銭安の2万1948円23銭と大幅に4日続落して取引を終了した。終値ベースで2万1000円台となるのは、昨年10月11日(2万1798円87銭)以来、約4カ月半ぶり。東証1部の出来高は18億1141万株、売買代金は3兆1651億円。騰落銘柄数は値上がり77銘柄、値下がり2059銘柄、変わらず21銘柄だった。市場は、買いが入りづらい中、売りが優勢となり、日経平均株価は心理的なフシ目の2万2000円を割り込んでしまった。当面は落ち着きどころを探る動きとなりそうと様子を見るしかないと言った風情ではある。
 
27日の東京外国為替市場でドル・円は、下押し圧力が強まる展開となった。朝方1ドル=110円40銭近辺だったドル・円は日経平均株価の朝寄り安を受けドル売り・円買いが進んだが、日経平均株価が一時こう着するとドル・円も値を戻した。ただ、実需筋の売買が乏しかった仲値決済を通過後に日経平均株価がジリ安歩調を強め、ドル・円もツレ安となった。米国で感染源不明の新型コロナウイルスの患者が出たと米疾病対策センター(CDC)が発表したを受け、時間外取引で米長期金利が低下したこともドル・円の下押しにつながった。株式市場後場入り後も日経平均株価は下げ幅を広げ、ドル・円は一時110円を割り込んだ。ただ、大引けを前に日経平均が下げ渋るとドル・円も110円ちょうど近辺でもみ合った。15時現在、110円04銭となっている。
 
今日の個別も下落のオンパレード、パナソニックが4%近い下落、トヨタと三菱重工が2%台で三菱重工は年初来最安値を記録、三菱UFJとコマツは1%台、どういうわけかホンダだけが1%未満の小幅だった。当面、新型肺炎に区切りがつくまではダメだろう、・・(^。^)y-.。o○。
 
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