自動車大手の2019年の世界販売台数が30日、出そろった。日産自動車とフランスのルノー、三菱自動車の3社連合は合計で1015万台と、前年の2位から3位に後退。トヨタ自動車グループが3年ぶりに2位に浮上し、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は4年連続で首位を堅持した。VWやトヨタが過去最高を更新する一方、3社連合は前年の1075万台から大きく減少し、成長鈍化が鮮明になっている。
 
VWは欧州や南米で販売を伸ばし、前年比1.3%増の1097万台。トヨタ(ダイハツ工業と日野自動車含む)は1.4%増の1074万台だった。中国で高級車ブランド「レクサス」が伸び、欧州や国内もハイブリッド車が好調に推移した。
 
一方、日産は8.4%減の517万台と2年連続で減少し、6年ぶりの低水準にとどまった。前会長カルロス・ゴーン被告が主導した規模拡大路線を修正し、米国で値引き販売を縮小したことが響いた。米国の販売が1割近く落ち込み、中国など主要市場も軒並みマイナスとなった。
 
日産・ルノーグループはゴーン氏のごたでイメージも悪いし、販売方法などの変更も響いたのだろう。日産と言う会社は昔からお家騒動が多いし、技術の日産とか言うけど売れる車を作ることには長けていないようにも思う。トヨタは順当だね。ところでVWは傘下にポルシェ、ベントレー、ブガッティ、ランボルギーニなどの高級車メーカーを置いているが、トヨタにはそれがない。日本の自動車メーカーはすべて大衆車メーカーで高級車メーカーと言うものが存在しない。レクサスを立ち上げたが、やはり認知度と言うかブランドイメージだとヨーロッパのメーカーに対しては分が悪いだろう。日本の自動車評論家は無暗に欧州の高級車を称え上げるが、日本の自動車部品メーカーの技術力は欧州のそれと変わらないが、ブランドイメージでやはり一歩譲ってしまうんだろうか。ただ向こうの方が乗り物づくりの歴史が長いのでそこには数値に現れない何かがあるのかも知れない。スープラもBMWと協業でやっているが、BMWは「トヨタと組んでも得るものがない」と乗り気薄だそうだし、トヨタも「BMWはプライドが高くてこっちの言うことを何も聞いてくれない」と不満たらたらだそうだ。それなら自分のところで作ればいいだろうと思うが、直6、直4のエンジンを作らないといけないとか、プラットフォームをどうするとか、生産ラインをどうするとか、技術云々とは違った別の問題があるんだろう。うちの指導員さんで「車はやっぱりメルセデスのSクラス」と言う人がいる。「乗るならBMW」とか言うのもいるが、外車も高級車も乗ったことがないので分からんけどコペンだって結構機敏に走る。でも思うに技術云々ではなくて『車に乗った時の感性』と言ったものが違うのかもしれない。まあ僕はトヨタ党だからトヨタの車にしか乗るつもりはないけど、日本の自動車メーカーのリーダーなんだから「がんばれ、トヨタ」と言いたい、・・(^。^)y-.。o○。
 
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