今日、おっともう昨日か、・・日曜は卒業検定の日で四輪、二輪、約40人が検定を受けた。悪天候の中、失敗して不合格になるものもいるが、概は合格して卒業していく。不合格は1割程度だろうか。
二輪の卒業検定では急制動の制動ポイントが外周のコーナーのところにあるが、パイロンを出しっ放しにしておくとここで周回の教習車同士が重なって渋滞が起きるので急制動検定をやるときだけパイロンを出してゲートを作ってやることにして二輪の検定の時はいつもここに立って教習を見ている。検定が3組以上になると次々に来るので結構忙しくてのんびりしてはいられない。よく見ていないとバイクが急制動発進位置について慌ててしまう。
本当は検定員がリモコンか何かでバーを上げ下げできればそれに越したことはないんだけどそんな高級なしゃれたものは買ってくれないので人間が手動でやっている。急制動と言っても大型・普通は40キロ、小型は30キロなんで急でも何でもないのだけれどまあ初心者には大変なようで時々転倒したり泊まり切れずに先にあるフェンスに激突したりするのがいるようだ。
今日も一人ちょっと速いなと思って見ていたらゲートを斜めに入って来て「あ、危ない」と思ったとたんに大転倒してバイクのランプ類はグチャグチャ、本人は放り出されて2,3回転がってすね当てが飛んだりしていたので「大丈夫か」と聞くと特に大きなけがもなく無事だった。
手のひらも擦ってはいたけど軍手が裂けただけで無事だったようだ。転倒したCB400は楽勝で引き起こしてやったが、本人は放心状態のようだった。検定員がぶっ飛んできて校舎まで連れて帰って行った。
しかし、転がったのを見て「あ、これは結構ケガしたな」と思ったが、プロテクターの効果は絶大だった。教習中は必ずプロテクター装着だが、やってなければ大けがだっただろう。またたかが軍手だが、素手だったら肉まで削れていただろう。
バイクに乗るときは体をできるだけ厚い布で覆って皮膚を露出しないこと、そして必ずプロテクターを装着すること、これって大事なことだなと改めてそう思った。軍手1枚があれだけ体を守ってくれるとは思わなかった。夏になると半パンタンクトップでバイクに乗っているのやヘルメットもつけずにトライクに乗っているのを見るが、何かあった時は自殺行為ではある。
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