8日の日経平均株価は、米中貿易協議の進展で買いが先行、その後は米側が合意を否定したことから先物に売りが出て下げに転じたが、最後はやや持ち直して、前日比61円55銭高の2万3391円87銭と4日続伸し、連日で年初来高値を更新した。TOPIX(東証株価指数)も4日続伸し、前日比4.64ポイント高の1702.77ポインとなり、終値で昨年10月18日以来ほぼ1年1カ月ぶりに1700ポイントを回復した。この日算出の日経平均先物ミニ・オプション11月限のSQ(特別清算指数)値は2万3637円93銭。東証1部の出来高は16億2680万株、売買代金は3兆1255億円。騰落銘柄数は値上がり1028銘柄、値下がり1022銘柄、変わらず103銘柄。市場は、米高官発言を受けて一時売られたが、決裂した訳ではない。基本的に合意する方向性にあり、成り行きを見守るしかない。ただ、長めの陰線を付け、幻のSQ値に終わり、早期にこのラインをクリアできないと上値抵抗線として意識されることになると先行きに懸念のようだ。
 
8日の東京外国為替市場で、ドル・円は上値の重い展開となった。朝方、1ドル=109円25銭近辺だったドル・円は、一部米メディアがホワイトハウス関係者の話として「中国との合意に非常に楽観的」と報じたことを材料に東京株式市場オープン早々に一時109円40銭まで上値を伸ばした。このドル高水準は昨日の米国時間にも付けた水準だが、それ以前では5月以来のドル高値水準ということもあり、仲値決済に向けては国内輸出企業からのドル売り・円買い優勢となり、ドル・円は次第に軟化。その後、日経平均株価が一時マイナス転換すると、ドル・円は109円13銭まで下押しした。ただ、午後に入り、日経平均株価が小幅ながらプラス圏で推移すると、ドル・円も109円20銭台を中心に小動きが続いた。15時現在、109円25銭となっている。
 
今日の個別はトヨタ、ホンダがいい数値を出している。トヨタが2%台、ホンダも2%近く上げている。三菱UFJ、コマツも1%台と良い線行っている。三菱重工と利益確定が出そうなパナソニックは小幅だった。中国も経済が低成長に入りそうなのであまり米国と張り合わない方がいいと思うが、どんなものだろう、‥(^。^)y-.。o○。
 
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