防衛省は2019年11月6日(水)、川崎重工業神戸工場(神戸市中央区)にて、新規建造された潜水艦の命名式および進水式を実施しました。「とうりゅう」と命名されたこの潜水艦は、そうりゅう型潜水艦12番艦にあたります。
 
起工は2017年1月27日で、同年度予算で建造されたものです。一足先、2018年10月4日に進水したそうりゅう型潜水艦の11番艦「おうりゅう」に続いてリチウムイオン電池を搭載しており、そうりゅう型の最終艦です。
 
「とうりゅう」の建造費は、防衛省発行の『我が国の防衛と予算 平成28年度予算の概要』によると636億円です。ひとつ前の姉妹艦であるそうりゅう型11番艦「おうりゅう」が、同じリチウムイオン電池搭載で建造費643億円のため、7億円ほど費用が低減しています。
 
「とうりゅう」は全長84.0m、幅9.1m、深さ10.3m、基準排水量2950t、水中最大速力約20ノット、乗員数は65名。今後艤装や各種試験を実施したのち、2021年3月に引き渡しの予定です。なお次の潜水艦は、基準排水量が50tほど増えた新型になり、「とうりゅう」と同じリチウムイオン電池搭載のディーゼル・エレクトリック式であるものの、搭載電子機器やソナー、レーダーなどが一新される模様です。(乗りものニュース編集部)
 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191106-00010004-norimono-bus_all

 

リチウムイオン蓄電池は鉛蓄電池と比べて水素ガス発生の危険がなく、2倍以上のエネルギー密度と1.5倍以上の繰り返し充放電回数を持ち、充電時間が短く、放電による電気容量の低下を抑えられるなど優れた特性を持っていて、特に充電時間については鉛蓄電池では完全充電が長いなど作戦海域で満充電することが不可能でだったが、リチウムイオン蓄電池ではこれらの制約を受けないことから潜水艦には非常に望ましいものだそうだ。ただ、リチウムイオン蓄電池は鉛蓄電池よりも一度に取り出せる電流が少ないので水中最大速力が「約20ノット」と若干低下しているようだ。搭載にあたっては鉛蓄電池のみをリチウムイオン蓄電池に置き換えるか、スターリングAIPシステムと鉛蓄電池の双方をリチウムイオン蓄電池で置き換えるかが検討され、後者の方が高コストだが、水中持続力等が向上するため後者の方式に決定したそうだ。通常型潜水艦としては他の追随を許さないほどの性能なんだろうけどやはり原潜に比較すると水中行動力では比較にならないほどの差があるだろう。まあ使い方にもよるんだろうけど、・・。韓国でもリチウムイオン電池搭載潜水艦を建造するというが、リチウムイオン電池は発火、爆発の危険性があるので水中で火事にならないように祈りたい。もっとも韓国の潜水艦は潜航できないとか言うので問題はないのかもしれないが、・・(^。^)y-.。o○。

 

日本ブログ村へ(↓)

 

https://novel.blogmura.com/novel_long/