旧民主党出身の議員が「八ツ場(やんば)」との言葉に神経質になっている。政権時代に「無駄な公共事業」として建設凍結に動いた八ツ場ダム(群馬県)が台風19号で一定の治水効果を発揮したとされるためだ。しかし、かつての当事者から「反省」の言葉は聞こえず、むしろ批判に反論する発言が目立っている。
 
八ツ場ダムをめぐっては、自民党が旧民主党政権が掲げたキャッチフレーズに引っかけ「『コンクリートから人へ』とのかけ声のもとで、紆余(うよ)曲折を経てきた」(松山政司元科学技術担当相)などと野党を攻撃している。
 
これに対し、菅直人政権の官房副長官だった立憲民主党の福山哲郎幹事長は16日、記者団に「台風対応に懸命に取り組まなければいけないのに、批判すること自体がナンセンスだ」と反論した。一方、建設を一時中断した判断そのものへの言及は避けた。
 
副総理や外相などを歴任した岡田克也衆院議員は17日の記者会見で「1つの事例を捉えて大規模ダムの建設を正当化するのは当たらない。それならば、すべてスーパー堤防にして、全部ダムを作ればいい」と反発。建設中止を決定した当時の首相で、政界を引退した鳩山由紀夫氏も18日のツイッターで、八ツ場ダムの効果を主張する声に「事実ではない」などと反論した。折しも旧民主党勢力を中心とした野党統一会派の結成直後だけに、「過去の亡霊」の払拭に必死のようだ。
 
当時、言うだけ番長前原国土交通大臣が、胸を張って、「八ッ場ダムの建設を中止します」と宣言したのは鮮明に記憶に残っている。ダムも作ればいいというものでもないし、ケースバイケースで検討が必要だろうけどあの当時時の民主党政権が検討を重ねたとは思えない。ただムードで「コンクリートから人へ」のスローガンの具体策として建設を中止したとしか思えない。その「コンクリートから人へ」の目玉の「子供手当」も財源の確保が超アマでポシャっている。当時の民主党の政策で成功したのは「エコポイント」だけでこれは麻生内閣が打ち出したものだった。あの当時、マスコミ主導でムードで政権交代へと流れたが、ダムがどうこうよりもムードで政権運用をしようとした民主党と言う政党がナンセンスだったとしか言いようがない、・・(^。^)y-.。o○。
 
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