明日から1泊2日で今年2回目のロングツーリングに行って来ようと思っている。そう言うと、「気を付けて」「無理をしないで」「事故のないように」「スピードを出さないように」「大きい車には近づかないように」「安全運転で」などとまるで事故を起こすことが前提のようなことばかり言われる。別に普通に走ってくるだけで何か特別なこと、米機動部隊を攻撃に行くとか、をしに行くわけではない。
これが四輪で行くと言ったら「ああ、気を付けて」くらいで終わってしまうんだろう。バイクと言うのはそんなに危険なものなんだろうか。まあ確かに2輪で自立できず、タイヤの接地面積が非常に小さい、1輪で切手4枚分くらいとか言うが、ので横向きの力に弱く、決定的なことは乗る者を守るものが何もついていないということ、ボディもないし、しっかりしたシートもシートベルトもない。エアバッグもついていない。事故の死亡率も四輪の4倍にもなる。
でも、これまでに4万5千キロほど自動二輪車で走ったが、特に危ないと思ったことは一度もない。車に乗る者を守るものが何もついていないなら自分の体につければいい。ヘルメット、プロテクター、ブーツ、手袋、そして長袖の衣類にロングパンツ、そしてライディングは控え目に、無暗に速度を出さずに高速は100キロ前後の巡行に努める。
自動二輪車は二輪の自動車なんだから四輪の自動車と同じように走る。路側帯を走行したりすり抜けは絶対にしない。渋滞したら車列に入って流れに従って走る。バイクってスイスイくるくる運動性がよさそうに見えるが、それは車体が小さいせいでそう言う印象を受けるだけで実際は直線加速以外はすべて四輪に劣る。最高速は人間が乗らなければリッターオーバーのバイクなら350キロから400キロくらい出るんじゃないかと思うが、何しろ乗っている人間が巨大エアブレーキだからなあ。
それから走行中は周囲や路面の状況に注意して早めに危険を把握しておく。もちろん交通規制は順守、特に一時停止はしっかり止まって安全確認、そして適時適切な休憩を取るようにする。これはちょっとどうかな。帰路になると一気に300キロくらい走ってしまうんでねえ。
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