1日の日経平均株価は、利下げによる資金流入先細りで米株安に売りが先行したが、一巡後は押し目を拾う動きや円安で反発、後場は動意に乏しく何とかプラスで押し切って、前日比19円46銭高の2万1540円99銭と小幅に反発して取引を終了した。東証1部の出来高は13億5643万株、売買代金は2兆2260億円。騰落銘柄数は値上がり978銘柄、値下がり1062銘柄、変わらず109銘柄だった。市場は、日経平均株価が2万1500円を割り込んだことで押し目を拾う動きが強まったが、4-6月期決算で前年同期比で減益となる銘柄が目立つ中、引き続き米中貿易摩擦の影響が警戒され、業績への不安から手控えムードが続きそうだと警戒のようだ。
1日の東京外国為替市場でドル・円は、5月31日以来の1ドル=109円台に乗せ上昇した。昨日のFOMCで市場予想通りに10年半ぶりの利下げが決まったが、パウエルFRB議長が「長期的な利下げ局面に入ったわけではない」と発言したことから直後のドル・円は109円ちょうどにキャップされたものの、ドル買い・円売りが進んだ。今日序盤もドル・円の上値は重たかったが、東京株式市場の寄り付き直後に米長期金利の上昇を伴い、ドル・円は109円31銭まで急伸。パウエルFRB議長の発言が、市場の想定よりタカ派的との受け止めを背景にドル・円はその後、株式市場大引けに至るまで109円台前半で推移した。15時現在、109円18銭となっている。
今日の個別は三菱UFJが3%近く上げている。金融株が買われたらしいが、久々の大幅な上昇ではある。その他、円安で輸出系のトヨタも堅調、ホンダ、三菱重工も小幅に上げている。一方で減益となったパナソニックは1%台半ばとやや大きく値を落としている。コマツも1%近く値を下げて引けた。悲喜こもごもではある、・・(^。^)y-.。o○。
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