年を取ると関節の可動範囲が狭まって体が思うように動かなくなってくるという。歩いていても股関節の可動範囲が狭くなっているので歩幅が小さくなって歩く速度が遅くなるという。そう言われてみれば最近若い女性に追い抜かれることが多くなった。最近の若い人は足が長くなっているからストライドが広いんだろうと思うが、結構ピッチも早い。股関節の可動域が5センチ小さくなると100歩で5メートルの差が出る。


うーん、これは大問題だ。関節が固いというが、何らかの病的な現象で関節が固着するとかでない限り関節が固くなることはないという。要するに間接を動かしている筋肉の柔軟性がなくなるから関節が動かなくなるんだそうだ。例えば前屈をするのに何もしないでやるのと事前にふくらはぎなどのストレッチをしてからやるのでは可倒範囲が数センチ違う。要は筋肉が柔らかくなれば関節はそれなりに動くということだ。


教習所で仮免の試験の際に運動機能検査と言って何種類かの体を動かす動作をさせるが、前屈で手が全く床につかないとかかかとを床につけたまましゃがませると後ろにひっくり返るとか片足で立てないとか恐るべき運動能力の欠落者が結構いる。最近のガッキーは走ると骨折する、跳び箱に手を突くと骨折する、雑巾がけで骨折するなんてのもいればうまくしゃがめない、片足で立てないなんて手合いが増えているそうだ。


これは外で遊ばないので体を統合的に動かす訓練ができないからだそうだ。スポーツと言うのは体のある特定の部分を使うものが多くスポーツをしたからと言って全身を使ってバランスを取ったり刺激を与えたりすることにはならないんだそうだ。だから子供のころは野山を駆け巡って木から落っこちたり川にはまったり廃材の釘に足を引っかけてふくらはぎが裂けたり割れたガラス瓶を素足で踏み抜いて足の裏が裂けたりした満身創痍の野生児も寄る年波にはちょっと、・・と言う日々ではある。


しかし、人間の体と言うのはいくつになっても鍛えればそれなりに強化されるんだそうだ。CB1300スーパーボルドールと言う巨大なバイクを動かすには体力が必要なのでベンチプレス、腹筋、スクワットなどをしたり、外ではできるだけ歩いて駅なども階段を使うなど体を鍛えてはいるが、最近、股関節のストレッチも始めた。なぜ股関節かと言うとバイクを跨げなくなると困るから、・・。


バイクを跨ぐには概ね股関節が120度以上開かないと荷物を固定した場合などに安定してバイクに乗れないだろう。そうしてちょっとストレッチをすると股関節がストライドを広く取ろうとしても引っかからずにスムーズに動く。以前はビリーズブートキャンプにはまっていてコンバットキックなどをやっていたので股関節も結構動いたが、最近はさすがにやらない。でもあれは減量には非常に効果があるし体も鍛えられる。


まああまり無理してぎっくりいっても困るんだろうけど年相応に体を鍛えておかないと寂しい思いをすることになるかもしれない。もちろん、頭も鍛えないとねえ。脳も筋肉と一緒で刺激を与え続けると発達して強くなるそうだから。そうするとバイクと言うのは周囲の状況、路面の状況、自分のバイクの状況など様々な情報を取り入れて分析して瞬時に決断して体を使って動かす乗り物なんで頭も体も使うとてもスマートな乗り物かもしれない。・・(^。^)y-.。o○。

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