19日の日経平均株価は、米国市場が休場で手掛かりの乏しい中、市場は前日終値を挟んで一進一退のもみ合い、円がやや弱含んだことでプラス圏に上昇、前日比20円80銭高の2万1302円65銭と小幅続伸。東証1部の売買代金は1兆8570億円と1月28日以来の2兆円割れで、出来高は10億6605万株。騰落銘柄数は値上がり1049銘柄、値下がり976銘柄、変わらず104銘柄。市場は、日銀総裁発言で少々反応した。爆発力はないが、前向きな発言であり、悪くはない。ただ、休場明けの米国株がどう返ってくるかが気になるところだ。上に行けば戻り売りが強まってくるだけに商いが増えないとそれを吸収できないと米国市場が気になるようだ。

19日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=110円台で推移している。手掛かり材料難の中、午前中のドル・円は日経平均株価の安寄りを受けて上値の重い展開となった。積極的なドル売り・円買いの動きも見られず、ドル・円は昼すぎにかけて110円50銭割れの水準で停滞したが、午後1時から黒田日銀総裁が衆院財務金融委員会に出席し、円高が物価に影響を与えた場合、「追加緩和を検討する」と発言。ドル・円は一時110円70銭近辺まで上昇する場面があった。

今日の個別はトヨタ、ホンダ、三菱UFJが小幅に値を上げているが、三菱重工、コマツ、パナソニックは小幅に値を下げている。コマツはほぼ1%に近いので小幅とは言えないかもしれない。

日本ブログ村へ(↓)