自由党の小沢一郎代表は5日に国会内で開いた定例会見で、野党が結束して政権交代を実現するべきだと語った。
原発政策「表現は違うが基本は変わりない」
小沢代表は「主張政策を現実化していくためには政権を取らなければ、単なる意見に過ぎなくなってしまう。できるだけ多くの力を合わせて政府与党と対峙していくのが大事。今国民の期待は、野党が一つになって反国民的な安倍政権を倒してくれと、政権交代を図ってくれというのが圧倒的な声だと思う」との考えを示した。
政策については「国民の暮らしに直接的に影響を持ついくつかの点については粗々の合意をしなくてはいけない」と述べたが、「政策的に細かい議論をしていくことが優先されれば、もう十人十色、各党十色あるのでまとまるはずがない」と指摘し、野党が結集して「我々が国民のための政治を政権を取ってやる」という一点で共通認識を持つべきだとした。
小沢代表が合流を視野にさらなる連携の深化を目指す国民民主党の原発政策に関連して、記者から「再稼働を限定的に容認している国民民主党と、再稼働や新増設を容認しない自由党でどうすり合わせていくのか」との質問が出たが、それに対しては、国民民主党の政策集には「2030年代の原発ゼロ」と書かれているとして、「原発が賛成だというのでは結集も何もできないが、そうではない。表現の仕方や切り口は違うが、全く基本は変わりない」と強調した。
ネット番組にともに出演したという前大阪市長の橋下徹氏の印象についての問いには、同氏が著作などで「まずは政権を取ることが最優先」「ポピュリズムと馬鹿にするが民主主義の政治にはこれが必要」などと訴えていることを挙げ、「私も同感だ。橋下さんは政治家として一つの大きな要素を備えた人だと思う」と評価した。
政界再編ももうずいぶん長い間叫ばれているが、結局は自民党政権に戻ってしまうのはそれ以外の政党にまともな政権担当能力がないからだろう。小沢一郎も政局の神様で何度も政局を仕掛けては波乱を起こしてきたが、その後の読みが当たらずに結局はまた自民党政権に戻ってしまう。最近で政界に一波乱を起こせたのは希望の党で小池が民主党を無条件で丸呑みして自分が党首になって選挙を戦えば面白かっただろうが、結局はこれもビビッて尻すぼみになって消えてしまった。あの時都知事を辞任して総選挙を戦っていれば十中八九は勝って政界でキャスティングボードを握っただろう。都知事の後任は若狭にでもやらせておけばよかった。負けても失うものはないんだから勝負をかけるべきだったが、そこで引いてしまったのはやはり勝者の器ではなかったということなんだろう。
今更小沢もすっかり神通力を失ってもう復活の目はないだろう。日本の政治は結局は自民党が主導し、たまにこれがこけた時は対抗勢力が政権を取ることもあるだろうけど政権批判しか経験がない野党には力不足、経験不足で混乱を起こして短命で消えていくだけなんだろう。日本の政治は良くも悪くも自民党、野党は政権批判に安住していてぬるま湯から出る気がない。たまに出ると大風邪をひいては国を混乱させる。それが日本にとっていいのか悪いのか、・・(^。^)y-.。o○。
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