10日の日経平均株価は、米中貿易摩擦から米株が下げて売りが先行、先物安やGDP値の下方修正なども重しとなって下げ幅を拡大、後場もアジア株安で下げが止まらず、前週末比459円18銭安の2万1219円50銭と大幅反落。10月29日(終値2万1149円80銭)以来ほぼ1カ月半ぶりの安値水準となる。TOPIX(東証株価指数は)は30.64ポイント安の1589.81ポイントとなり、10月29日の年初来安値(終値1589.56ポイント)に迫った。東証1部の出来高は13億8309万株、売買代金は2兆2704億円。騰落銘柄数は値上がり149銘柄、値下がり1951銘柄、変わらず22銘柄。市場は、日銀のETF買いが入っても処分的な売りが続き上値を抑えられている。今週は13週線と26週線のデッドクロスがほぼ確実でチャートはよろしくない。ただ、週末のSQ(特別清算指数)算出を通過すれば需給面で多少軽くなってくるのではないかと弱気のようだ。

10日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=112円台半ばで推移している。前週末の弱い米11月雇用統計を嫌気したドル売り・円買いが継続。日経平均株価が前引けにかけて下値を探ったことから、ドル・円も連動して弱含みの展開となり、112円20銭近辺まで下落した。午後はドル売り・円買いが一巡したためドル・円は下げ渋ったが、日経平均が安値圏で停滞する中、特に手掛かり材料もなく、ドル・円も戻りの限られた展開が続いた。

今日の個別は中国関連のコマツが5%台と大きく下げている。パナソニックとホンダが1%台の後半、トヨタ、三菱重工、三菱UFJは1%未満の小幅だった。米中はかなりやばい状態で今後も成り行きを注視だろう、‥(^。^)y-.。o○。

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