酩酊(めいてい)状態でロンドン発羽田便に乗務しようとしたとして逮捕され、英国刑事法院で禁錮10月の実刑判決を受けた日本航空副操縦士、実川克敏被告(42)について、日航は30日、懲戒解雇処分にすることを決めたと発表した。同便に乗務した機長2人や乗員部長ら上司3人も懲戒処分としたが、「従来、社内外に公表していない」として処分内容は明かさなかった。

管理責任を問われた赤坂祐二社長は月額報酬20%減3カ月、進(しん)俊則運航本部長は同10%減3カ月の減俸処分とした。機長2人は、乗務前のアルコール検査の際、検査結果の相互確認が不十分だったとして、実川被告の意図的な検査すり抜けを見逃した責任を問われた。処分内容は不明だが、職を失う処分ではないという。

日航が26日、英国で勾留中の実川被告に電話で処分方針を伝えたところ、被告は「分かりました」と答えたという。

また、日航はこれまで新型のアルコール感知器を導入した昨年8月以降、社内基準を超えるアルコール反応が出た事例を19件としていたが、データを精査した結果、20件となったことを明らかにした。このうち50代の機長は2週間に2度、反応が出ていた。日航は今後、飲酒が原因でアルコール反応が出た職員を停職以上の処分にするという。【花牟礼紀仁】


一発実刑と言うのは日本の刑事裁判を考えるとかなり厳しいように思うが、大勢の人の命を預かっていて事故が起きれば社会的な影響も極めて大きい航空機の操縦者と言うことを考えると当然かもしれない。しかしなぜコマーシャルジェットのパイロットさんは酒ばかり飲むのかねえ。仕事のストレスや国際線だと時差による睡眠不足や不眠などもあるそうだが、酒飲むと寝られるのかねえ。頭が痛くなって気分が悪いし余計に寝られなくなりそうだけど、・・。タバコが目の敵にされてタバコの害による社会的損失は2兆円とか言うが、同様の試算では酒による損失は4兆円だそうだ。時代の流れでタバコが目の敵にされるのもやむを得ないが、酒も少しは規制すべきないのかねえ、・・(^。^)y-.。o○。

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