滋賀県高島市にある陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場から訓練で発射された81ミリ迫撃砲弾が14日、同市今津町北生見の国道303号付近に落下した。約40メートル先の路肩に停車していた乗用車の窓ガラスが割れたが、乗っていた同市の農業川村長太郎さん(71)にケガはなかった。県警は砲弾が車に直撃せず、落下によって破損した道路のアスファルト片が車体に当たったとみている。男性は取材に「突然雷が落ちたような強烈な音がした。見上げると、約40メートル左手にすさまじい砂ぼこりが立ち上がっていた」と興奮した様子で話した。

陸自によると、砲弾は発射地点の西約2・5キロ先に設けた目標地域から約1キロ北の場所に落ちており、発射や安全確認の手順を誤った可能性がある。陸自は中部方面隊に事故調査委員会を立ち上げ、調査を始めた。

使用していたのは長さ約40センチ、重さ4キロ、最大射程約5600メートルで、地上付近でさく裂して付近の敵を制圧する「りゅう弾」。午後1時15分から約30分間迫撃砲の射撃を訓練し、うち1発の着弾が確認されていない。陸自は午後2時半ごろ、県警から連絡を受けて初めて気付いた。

饗庭野演習場では2015年7月、射撃訓練の標的を誤った場所に設置し、重機関銃の銃弾が標的後方の石に当たってはね、約2・8キロ離れた住宅から見つかった。

岩屋毅防衛相は防衛省で記者団の取材に「訓練中にこのような事案が発生し誠に申し訳ない。再発防止に努めたい」と謝罪。原因が分かるまで81ミリ迫撃砲の使用を全国的に中止すると明らかにした。

 ▼81ミリ迫撃砲 陸上自衛隊の普通科部隊に配備されている火器。放物線を描くように飛ばしたりゅう弾を地上や地上近くでさく裂させる。強固な建物や車両を破壊する力はないが、数十メートルの範囲の人を破片などで殺傷する威力があるとされる。


良かったねえ、死傷者が出なくて。射撃諸元の入力ミスだろうか。あの辺はバイクでよく通るけどそんなときにドカンと来たら大変だなあ。気をつけてもらわないと、・・(^。^)y-.。o○。

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