今日は仕事の関係でバイク販売業者の人と話す機会があった。そこでCB1300スーパーボルドールのエンジンの不具合について話をしたら、「そんなものちょっとプログラムを書き換えればいいじゃないですかね」と言っていた。「プログラムを書き換えると排ガスがまずいんじゃないの」と言うと「そうですね。規制をクリアできなければアウトですからね」とか言った後で「だから混合気を目一杯希薄にしてエンジンの回転がもたつくとマフラーの通りをよくしてごまかすとかいろいろ裏でやっています」と言う。それってCB1300スーパーボルドールそのままじゃないか。


「バイクは四輪に比べると販売台数が桁違いに少ないから研究開発費なんかもかなり厳しいんじゃないの」と言うと「確かにそういうところはあるでしょうね。だから至らないところはちょっと小細工でごまかすなんて当たり前のようにやっているみたいです。最近はリコールに至らない程度の不具合が多くなっています。例えばホンダのX-ADVなどは高速走行中に勝手にシフトダウンしていって最後は1速固定になってどうにもならなくなったとか。それも新しいDCTの操作プログラムの書き込みミスとか。」なんてけっこう恐ろしい話をする。


プログラムのバグは問題外だが、確かに何でも電子制御になると手先のちょっとした細工が効かず使い難い点もあるようだ。キャブレターだとエンジンが「もっと燃料をくれ」と言えば「そうか、そうか、じゃあもうちょっと吹いてあげよう」ということになるがインジェクションだと「もっと燃料が欲しいって、・・?。ダメです。この条件ではこれ以上は出せません」となる。インジェクションだとちょっと現場で調整とかプログラムを書き換えなんてこともできない。


その業者さんは「ドリーム世田谷さんですか。あそこで対応できないトラブルじゃあ日本中どこに行ってもお手上げですよ」と言っていた。ドリーム世田谷の技術力は相当に高いらしい。そこでお手上げ、メーカーも対応しないのではもうどうしようもない。


これまでは日本の工業製品と言えば技術力が高く品質が良いのでトラブルなど滅多にないと思っていたが、どうもそうでもないようだ。そうするとCB1300スーパーボルドールのエンジンが1500~2000回転の範囲でもたつくなんて言うのはあっても何の不思議もないのかもしれない。


何しろ排ガス規制クリアが至上命題で低回転でちょっとエンジンがもたつくなんて不具合のうちになんか入らないんだろう。「そんなことでエンジンの燃焼プログラムを書き換えて排ガス規制を最初からやり直すならもう四半世紀も経った旧式のCB1300なんて生産中止だあ」なんて言っているのかもしれない。


考えてみればちょっとアクセルを開け気味にして発進すればいいことだろう。自衛隊のように足りないところは運用で補えじゃないがへそ曲がりのCB1300とは乗り方で付き合うしかないのかもしれない。でも、ホンダには一言文句を言ってやる、‥(^。^)y-.。o○。

※ 内容は一部伝聞なので真偽については、・・??・・ではありますが、‥(^。^)y-.。o○。

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