奈良市の国道24号で大型バイク1台とミニバイク2台が転倒し、14~18歳の男女8人が死傷した事故で、8人全員が大型二輪免許を持っていなかったことが31日、奈良県警への取材で分かった。県警は道交法違反(無免許運転)と自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで捜査する方針。

県警によると、死亡したのは、いずれも奈良市の17歳の少年3人と18歳の少年2人と、奈良県大和郡山市の中学3年の女子生徒(14)。また、奈良市の少女(17)が外傷性くも膜下出血で重傷、同市の中学3年の女子生徒(14)は打撲などで軽傷だった。

事故現場では2つのヘルメットしか確認されておらず、着用していなかった人がいた可能性がある。2人乗りの大型バイクと1人乗りのミニバイク2台に8人が分乗しており、乗車定員を超えていたとみられる。8人のうち4人は原付免許を取得していた。

現場周辺の防犯カメラには、複数人が乗っているとみられる走行中のバイク3台が写っており、県警は映像を精査するとともにけが人の回復を待って事情を聴く方針。


3台で8人が死傷と言うことは3ケツが2台、2ケツが1台か。多分速度の出し過ぎか何かで先頭車両がバランスを崩して転倒、後続の1台も巻き込まれて側壁に衝突、比較的損傷の軽かった最後の1台は驚愕転倒と言うところだろうか。でかいバイクが真っ二つになるほど壊れているんだから相当な速度でぶつかったんだろう。


しかし、無免許でヘルメットもかぶらずに1台のバイクに3人が乗って暴走するなんて正気の沙汰じゃないな。人間の頭なんて合わせたドンブリの中にゼリーを入れてビニール袋で覆ったようなもの、体はビニール袋にゼリーを入れたような状態でそれを高速でコンクリート路面に叩きつけたらどうなるか分かるだろうになあ。


最近はプロテクターを着けていないと怖いし、ヘルメットもメーカーの策略に乗せられてきっかり3年で買い替えている。バイクと言う乗り物は大きくなればなるほどエンジンにまたがって走っているというほど速度は出るが、二輪で自立が出来ず、重心が高く、タイヤの接地面積が小さいので横方向の力に弱く、速度を出せば右にも左にも動かず、速度を落とせば挙動不安定になり、そのくせ乗員を守る装備は一切ないというある意味「自爆型」の乗り物ではある。


だからその分、安全に関しては乗り手に多くを期待される。バイクに乗れば周囲の状況を見て、路面の状況を見て、自分の車の状況を見て、そうした情報を頭の中で分析して瞬時に取るべき行動をはじき出し、自分の体を使ってバイクを制御する。言いようによっては頭を使わないときれいに走れないスマートな乗り物ともいえる。


公道を走る時には自分や周囲の安全を考慮して走るべきだし、どうしても飛ばしたいならサーキットに行けばいい。サーキットでも死ぬことはあるが、一般公道に比べれば安全は考慮されているし、他に与える影響も少ない。バイクって車体の構造やエンジン出力を考えれば極めてアンバランスな乗り物でそれを操るところに乗りての面白味があるんだろうと思うが、決してその場の勢いで乗ってはいけない乗り物だと思う。


何とかいうMotoGPのライダーが、「自分が主体的にバイクをコントロールできるのは125㏄で30キロまでだ」と言ったらしいが、プロ中のプロでさえそうなんだからやはりバイクと言う乗り物はただものではない。命が惜しかったら「イケイケライディング」は絶対にしてはいけない。リッターオーバーのモンスターの加速は四輪の比ではない。次元が違う、・・(^。^)y-.。o○。

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