防衛省が地上配備型迎撃システム「イージスアショア」の導入費用について、2基で4000億円以上と、当初見通しの倍の算定をしていることが分かった。費用高騰を受け、中国を念頭に置いた巡航ミサイルの迎撃機能は当面見送る方針で、機能面では縮小となる。

現在のミサイル防衛態勢は、イージス艦搭載の迎撃ミサイル「SM3」と、地対空誘導弾「PAC3」による二段構えだ。イージスアショアはイージス艦のミサイル防衛機能に特化した陸上施設で、秋田、山口両県の演習場に配備予定。防衛省は2023年度の運用開始を目指している。

16~17年に北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返し、政府は昨年12月、イージスアショア導入を正式に決定。防衛省は同月に1基1000億円弱との見通しを示した。性能や設計次第で、価格が変動する可能性にも言及していた。


米国の見積もりと言うのは基本の基本だけで実際に導入するとなると、「あれも必要だ、これもなくてはいけない。この機器はバージョンアップしたので価格も上がる。」などと言っては総額が増大するのが常識だそうだ。F2の時も、フライトソースコードが提供されなかったなどと言う問題もあったが、何だかんだで開発経費が2倍に跳ね上がっている。今回も同様で、「価格は発射システムだけのものでレーダーシステムは別売だ」などと言い出したんじゃないだろうか、・・(^。^)y-.。o○。

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