23日の日経平均株価は、ドル安や米株安で売り優勢で始まり、その後、先物への売りを交えてさらに株価は下落、戻りも鈍く、前週末比300円89銭安の2万2396円99銭と大幅に3営業日続落。下げ幅は3週間ぶりの大きさで、2万2500円を下回るのは12日(終値2万2187円96銭)以来。金融株だけは、日銀が長期金利の誘導目標の柔軟化を検討するなどの報道を受け、長期金利が上昇し、銀行、保険など金融株の上げが目立った。東証1部の出来高は13億9961万株、売買代金は2兆1640億円。騰落銘柄数は値上がり884銘柄、値下がり1112銘柄、変わらず106銘柄。市場は、円高が響いた。日銀の長期金利の修正はないと見られるが、来週の日銀金融政策決定会合(30-31日開催)まで不透明感を引きずるのではないか。全体は動きにくく決算をにらんだ個別物色中心といったところだそうだ。


23日の東京外国為替市場でドル・円は約2週間ぶりに1ドル=111円を割り込む場面があった。日銀が30-31日の金融政策決定会合で金融緩和の長期化に伴う副作用にどう配慮するか検討するとの報道を受けて日銀が金融政策の正常化に動くのではとの見方が広がり債券市場で長期金利が上昇。円買いが加速した。長期金利の上昇を受け日銀は固定利回りで無制限に国債を買い入れる「指し値」オペを実施すると発表。一旦長期金利の上昇に歯止めがかったが、前週末から相次いだトランプ米大統領によるドル高けん制発言も意識され、ドル・円の戻りは限定的だった。


今日の個別は日銀が長期金利の柔軟化を検討するとの報道で金融株が買われ、三菱UFJだけが3%台後半まで値を上げた。その他はトヨタ、ホンダ、パナソニックが1%台、三菱重工とコマツが1%未満と凹んで引けている。デフレ目標2%達成にこれと言った策のない日銀は金利を動かさないだろう、‥(^。^)y-.。o○。

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