佐野太容疑者は、出身の科学技術分野だけでなく、教育部門の幹部も歴任するなど「教育政策にも明るい」と評判だった。一方で「常に出世を意識していた」と、野心的な姿も周囲の目には映っていた。

佐野容疑者は幹部候補生の登竜門とされる大臣秘書官などを経て、平成24年以降は総務課長、会計課長、大臣官房審議官などの要職を務め、「着々と出世の道を進んでいた」(文科省幹部)という。

28年6月から約1年間、省内の人事や会計を取りまとめる官房長に就任した。佐野容疑者を知る若手職員は「普段から言葉は少なく寡黙な面もあるが、仕事はスマートにこなしていて残念だ」と肩を落とす。だが別の職員は「周囲への対応は冷淡な時もあった。常に出世は意識していて、野心的な性格も目立っていた」と冷ややかだ。

あるベテラン職員も「佐野さんは元文部大臣と縁戚関係にあり、出世志向も強かった」と話す。入省同期の中では「エース中のエース」(同省幹部)と目され、早くから幹部候補として養成されてきたという。省内では「冷静沈着、清廉潔白のイメージで、こんなことを起こすとは到底考えられない人だ」との声も聞こえた。別の幹部は、国会や議員への対応に慣れていたと指摘。「政治的なことに関心が強いタイプ」と評した。山梨県議会関係者によると、27年の知事選では一時、擁立の動きがあったという。


今時、珍しい絵に描いたような受託収賄で昭和50年以前にに戻ったようだなあ。このご時世に中央官庁の高級官僚が受託収賄なんて考えられないだろう。地検特捜も「今時こんなことをするのがいるのか」とびっくりしたんじゃないだろうか。本人は大丈夫と思ったのかもしれないが、まあ、端緒はタレコミだろうなあ。天網恢恢疎にして漏らさずと言うけど組織の中には親もいれば反もいるからなあ。それにしてもバカなことをしたものだ。入学した子供も本人に罪はないのに今後大変だろう。財務省次官のセクハラと言い、高級官僚のモラルは地に堕ちたなあ。でも、まじめに国のことを思って一生懸命身を削る思いで頑張っている人たちが大部分なのでそのことを忘れないでほしい、・・(^。^)y-.。o○。

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