北朝鮮メディアは、日本人拉致問題は「解決済み」だと主張し、米朝首脳会談での拉致問題の議題化を訴える安倍晋三政権を非難するキャンペーンを連日、繰り広げている。日本の“孤立化”も強調するが、その意図は日本の無視ではなく、過剰に意識している裏返しともいえそうだ。
「外相の河野(太郎氏)をはじめとする安倍一味がほっつき回り、『対北圧力維持』と『拉致問題』を執拗(しつよう)にわめいている」。朝鮮労働党機関紙、労働新聞は6日、河野氏や安倍首相を呼び捨てにし、こう批判。トランプ米政権にも緊密な協力を求めるが、「時、既に遅しだ」と主張した。
朝鮮中央通信は「『拉致問題』ごときを持ち出し、対決に狂奔するなら世界の嘲笑を受ける」と非難。宣伝サイト「わが民族同士」は、国際社会に対北圧力を呼びかけることで「もたらされるのは『日本疎外』現象だけだ」と揶揄(やゆ)した。
一方で、日本に「正しい選択をする」よう繰り返し迫っており、対話相手から日本を外す思惑ではないようだ。金正恩党委員長は4月の南北首脳会談で「いつでも日本と対話する用意がある」と表明している。
同サイトは、拉致問題は2002年の日朝平壌宣言に基づき、既に解決されたと強調。「過去にわが国を占領し、耐え難い苦痛を与えた罪悪をまず謝罪して賠償すべきだ」と主張した。
当時の小泉純一郎首相に金正日(キム・ジョンイル)総書記が拉致を認めて謝罪し、両首脳が署名した平壌宣言には、国交正常化交渉に伴う経済協力に関する協議が盛り込まれている。読み取れるのは、拉致問題は解決済みなのだから経済協力協議に早く移ろうとの言い分だ。低迷した経済の再建に向け、「賠償」とみなす日本からの経済支援への期待も垣間見える。
「外相の河野(太郎氏)をはじめとする安倍一味がほっつき回り、『対北圧力維持』と『拉致問題』を執拗(しつよう)にわめいている」。朝鮮労働党機関紙、労働新聞は6日、河野氏や安倍首相を呼び捨てにし、こう批判。トランプ米政権にも緊密な協力を求めるが、「時、既に遅しだ」と主張した。
朝鮮中央通信は「『拉致問題』ごときを持ち出し、対決に狂奔するなら世界の嘲笑を受ける」と非難。宣伝サイト「わが民族同士」は、国際社会に対北圧力を呼びかけることで「もたらされるのは『日本疎外』現象だけだ」と揶揄(やゆ)した。
一方で、日本に「正しい選択をする」よう繰り返し迫っており、対話相手から日本を外す思惑ではないようだ。金正恩党委員長は4月の南北首脳会談で「いつでも日本と対話する用意がある」と表明している。
同サイトは、拉致問題は2002年の日朝平壌宣言に基づき、既に解決されたと強調。「過去にわが国を占領し、耐え難い苦痛を与えた罪悪をまず謝罪して賠償すべきだ」と主張した。
当時の小泉純一郎首相に金正日(キム・ジョンイル)総書記が拉致を認めて謝罪し、両首脳が署名した平壌宣言には、国交正常化交渉に伴う経済協力に関する協議が盛り込まれている。読み取れるのは、拉致問題は解決済みなのだから経済協力協議に早く移ろうとの言い分だ。低迷した経済の再建に向け、「賠償」とみなす日本からの経済支援への期待も垣間見える。
しかし、拉致被害者の再調査さえ頓挫する中、日本にとって拉致問題は解決済みだとの主張は到底受け入れられない。トランプ大統領は米朝首脳会談で「拉致問題解決なくして経済協力はない」と正確に伝達するのか、金正恩氏はどう受け止めるのかが注目される。
仮に国交正常化が成功すれば北朝鮮が経済援助を受ける最大の国家は米国ではなくて日本なので様々にけん制しようとしているんだろう。別に日本は泡食って北朝鮮を支援する必要はない。支援しないと困るわけでもない。あわてず騒がずこちらの要求をしっかり伝えてそれを実行させるよう働きかけるべきだろう。ここは強かな外交交渉が求められる、・・(^。^)y-.。o○。
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