頭を護るヘルメットには、様々なタイプが存在する

 バイク用のヘルメットにはさまざまなタイプがあることをご存じですか?
バイクに乗っている人を見ると、頭を全部覆うタイプを被っている人、顎が出ている人、頭にちょこんと乗せているだけの人……。ライダーに何気なく目線を向けてみると、ヘルメットには色々なタイプがあるということをおわかりいただけるかと思います。

しかし、それぞれに“何用”という特別な決まりがないため、ヘルメットは、バイクに乗る人の“自己責任”で選んで被っているのです。無論、公道で被って走るには、ヘルメットにもうけられた“規格”が通っている必要があるのですが、その規格についてはまたの機会に説明するとして、そんなに悩むほどにタイプがそろうヘルメットにはどんなタイプがあるのか、代表的なタイプを簡単にご紹介しましょう。

<フルフェイスヘルメット>
頭から顎まで、頭全体をすっぽりと覆う安全性の高いタイプ。
<ジェットヘルメット>または<オープンフェイス>
顎の部分がなく顔が全部見える、安全性を考慮しながらも開放的なタイプ。
<オフロードタイプ>
泥よけのためのバイザーが付いていたり顎部分が前にとんがっている、未塗装路の走行や冒険ライダーに適したタイプ。
<ハーフタイプ>
いわゆるお椀型のような、頭の半分だけを覆うようなタイプ(基本的に、原付と小型バイクでのみ使用可能)。

基本的には上記の4タイプとなります。が、それぞれのタイプの中にも、つるんとしたクラシックなタイプや、空力が考えられたハイテクでスポーティなタイプなどと、種類が枝分かれしているのです。

速度域が高いスポーツ走行をするならスポーティな最上級のスペックを誇るフルフェイスを。ちょっとおしゃれな街乗りをしたい、ということでしたらクラシックなオープンフェイスを……などなど、被っているヘルメットはライダーの乗り方やスタイル、そして好みによって異なっているのです。あなたが被るとしたら、どんなタイプを選びますか?

バイク事故で頭部のどこを怪我するかと言うと60%強が顔面、そのうち40%が顎だと言う。側頭部と後頭部が30%強、頭頂部は数%だそうだ。そうすると自ずとバイク用ヘルメットは何が良いか、答えが出てくる。そう、フルフェイス、これしかない。バイク事故でバイクが何かにぶつかれば乗っている人間は衝突したときの速度で前に放り出される。バイクに乗る時は当然正面を向いているのでちょうどプールに飛び込むような形で路面に突っ込んで行く。人間は顔面が路面に当たるのを回避しようと本能的に顎を上げるので顎から着地する。もっとも路面に当たる前に相手の車に当たったり、事故と言うのは信じられないような動きをするので分からないが、いずれにしても体の前面が第一撃を受ける部分にはなる。ジェットも開放感があるし、しっかりしたものも多いが、前面が空いているのが欠点だろう。バイクに乗り始めたころはヤマハのジェットを使っていたが、CB1300に乗り換えた時にフルフェイスに換えた。頭がでかいのでフルフェイスだと抜けなくなったらどうしようかと言う恐怖感があったが、アライのクアンタムJがうまく収まったので2個目もアストロプロシェードコマンドと言うのを使っているが、これは誠にフィット感がよろしいし、格好もいい。まあ、どんなヘルメットを被ろうが、どんなプロテクターを着けようが、ダメな時はダメだろうが、しっかりしたものとそうでないものでは天と地ほども違う。顔面大根おろしになってしまったら男でも困るだろうからできるだけ日本製のしっかりしたメーカーのフルフェイスを装着するよう教習生には勧めている。ついでに間違っても中国製はやめた方がいいとも言っている。そうしたら中に中国の方がいて嫌な顔をしていたので「実際に自分の国のものを使うか」と聞いたら「日本のものを使います」と言っていた。半キャップなどは受傷部位を考えればほとんど被っていないと同じなので絶対にやめた方がいい。まあ好みとかいろいろあるだろうけど、基本、フルフェイス、最低でもジェット、これが定番だろう。高いというけど5万で安全が買えるなら安いものだと思うけどねえ。もっとも何をしてもダメなときはダメだけど、・・(^。^)y-.。o○。

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