27日の日経平均株価は、米株高を受けて買い優勢で始まったが、ファナックの大幅安が重しになって押し込まれたが、その後は先物への買いなどもあって値を戻して、前日比148円26銭高の2万2467円87銭と続伸。2月5日(終値2万2682円08銭)以来約3カ月ぶりの高値水準となった。東証1部の売買代金は3兆3144億円と3月27日以来1カ月ぶりに3兆円を回復し、出来高は18億8212万株。騰落銘柄数は値上がり983銘柄、値下がり1019銘柄、変わらず81銘柄。市場は、強い動きだ。ファナック株安をカバーする形で京セラ、ファストリテなど他の値がさ株が上昇し、インデックス買いの流れだ。ただ、日経平均への影響力が強い銘柄の物色が一段落すれば指数インパクトも収まることになるとやや警戒か。
27日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=109円台の小動きとなっている。前日の米国時間は米株高を背景に底堅い動き。朝方は109円20-30銭台で推移した。その後は日銀金融政策決定会合や南北首脳会談を前に落ち着いた動きとなったが、時間外取引で米長期金利が通常取引からやや下押しし日経平均価格も上げ一服となったことで徐々に値を下げ一時109円13銭まで下落。午前10時15分から行われた南北首脳会談に対しては目立った反応を示していない。日銀は正午過ぎに金融政策決定会合は8対1の賛成多数で金融政策の現状維持を決定。物価目標2.0%達成時期の文言削除は話題となったもののドル・円の反応はやはり限定的となっている。
今日の個別は悲喜交々と言ったところだろうか。大きく下げたのは三菱UFJで1%台の後半、その他、ホンダとパナソニックが小幅に下げている。上げた筆頭は三菱重工で1%超の値上がり、最近はあまり見なかった数値ではある。その他、パナソニックが1%近い上昇、トヨタとIHIは小幅な上げにとどまった。トヨタは6日続伸だそうでこれも珍しい。南北融和があまり材料にならなかったのは市場もまだ先行きに懐疑的なことがあるのかもしれない、・・(^。^)y-.。o○。
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