12日の日経平均株価は、シリア情勢をめぐる地政学的リスクを警戒して売りが先行、その後も上値が重く、日銀が4月の地域経済報告で四国と九州・沖縄の2地域の景気判断を引き上げたが、材料にならず、前日比26円82銭安の2万1660円28銭と小幅に続落して取引を終了した。東証1部の出来高は13億1062万株。売買代金は2兆1030億円。騰落銘柄数は、値上がり796銘柄、値下がり1181銘柄、変わらず105銘柄だった。市場は、米中の貿易摩擦問題が市場に織り込まれつつあるようだが、シリアを中心とした中東周辺地域の先行き不透明な状況が長期化する可能性も頭の隅に入れておきたいと慎重なようだ。
12日の東京外国為替市場でドル・円はもみ合いが続いている。前日の米国時間はシリア情勢を受けた中東の地政学リスク懸念から上値の重い展開。朝方は1ドル=107円70-80銭台の動きとなった。シリア情勢の緊迫化を懸念し午前9時過ぎに106円68銭まで下落する場面は見られたが、一時的ですぐ106円90銭台まで切り返している。その後はシリア情勢を見極めたいとして様子見感が強くなり、同水準での午後も小動きとなっている。日銀が午後発表した4月地域経済報告(さくらリポート)の反応も限定的。
今日の個別はトヨタが小幅な上昇、IHIは変わらずのほかはすべて下落した。コマツは3%台と大きく下落、ホンダ、三菱重工、三菱UFJは1%台、パナソニックだけが1%未満の小幅だった。北のバカ大将がちょっと小休止になれば今度は中東が火を噴くか。人間と言うのは中身は進歩しないものだとつくづく思う、・・(^。^)y-.。o○。
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