防衛省が「存在しない」としていた陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報が見つかった問題で、同省が昨年、全ての日報を一元化するため探索するよう通達していたのに、海上自衛隊と航空自衛隊で調査が行われていなかったことが9日、分かった。

 指示内容が不明瞭だったことから、過去分は含まないと解釈していた。

 イラク派遣日報は、陸自が存在確認から約1年間にわたり報告を怠っていたことに続き、空自にも保存されていたことが判明。一元化のための調査をしていれば、空自が昨年の時点で存在を把握できた可能性がある。

 防衛省は昨年7月、南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題を受けた再発防止策として、統合幕僚監部への情報の一元化に関する通達を関係部局に出した。通達では「今後、海外に派遣される自衛隊の部隊が作成した日報の全てを送付すること」と指示していたが、過去分に関しては「保存期間延長等の措置を取ること」としか記載されていなかった。

 通達後、南スーダン日報問題の当事者だった陸自は、全部隊に対して今年1月末までの探索・報告を指示。この過程でイラク派遣日報の存在が明らかになった。一方、同省関係者によると、海自と空自は通達の文面から、過去のものは一元化の対象外と解釈。網羅的な日報の探索は行わなかった。

 一元化を管理する統幕は、文書の他に調査に関する具体的な指示はせず、海自や空自が調査していないことなど実施状況も把握していなかったという。
 

まあ大体こんなもので指示が来ても「それは陸さんの主管だろう。こっちは関係ねえよ。まあちょっとフォルダー見ておけよ」てなもので真剣になんか見てはいない。だから隠ぺい体質とかそう言う問題じゃないと思う。「われ関せず体質」と言うなら分かるが、・・(^。^)y-.。o○。

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