9日の日経平均株価は、貿易摩擦懸念後退による米株高やドル高や米朝関係改善などで買いが優勢だったが、先物への売りが出てから上げ幅を縮小、前その後戻りは限定されて、前日比101円13銭高の2万1469円20銭と続伸。東証1部の出来高は17億5048万株、売買代金は3兆5584億円。騰落銘柄数は値上がり1097銘柄、値下がり886銘柄、変わらず86銘柄。市場は、指数は一時マイナス圏入りしたが、週末要因や米雇用統計を控え、持ち高調整売りが出やすかった面がある。基本的に25日線に抑えられ、200日線がサポートするという流れに何ら変化はなく、当面この辺りでもみ合いが続くのではないかと言う。

9日の東京外国為替市場でドル・円は堅調地合いとなっている。前日の米国時間はトランプ政権の通商政策に対する過度な警戒感が後退し底堅い動き。朝方は1ドル=106円前半で推移した。午前中はトランプ米大統領が金正恩(キム・ジョンウン)委員長との米朝首脳会談に応じる意向を示したとの報道に加え、日経平均株価が買い優勢となったことを受けリスクオンから一時106円94銭まで上昇。日銀は午前11時46分ごろ、金融政策決定会合において8対1の賛成多数で金融政策の現状維持を決定したが、予想通りのためドル・円に目立った反応は出ていない。

今日の個別はコマツが2%台、パナソニックが1%台と上げたものの三菱重工、IHIは1%未満の小幅、トヨタと三菱UFJは小幅な下落、ホンダは1%台の下落とさえなかった。

日本ブログ村へ(↓)