書店でバイク雑誌を眺めていたらバイクに長く乗り続ける方法とか言うのが特集されていた。内容を見ると「筋トレ、ストレッチ、小型に乗り換える」などまあ当然と思える内容の中に一つ面白いものがあった。


それがどういうものかと言うと、「年を取ると反射神経が衰える。ならばその分、速度を落とせばいい」というものでこれは逆転の発想と言うか、全く感心して同意してしまった。大体、年を取ってくると皆さん、「バイクの速度についていけない。恐怖心が湧く」と言い出す。


確かに大型バイクなどは四輪と違ってとんでもない加速をするし、四輪と違って体を守るものは何もないので直にその速度を体感する。そうするとやはり恐怖心が湧くのだろうか。うちの指導員で50を過ぎた人も「昔は一本橋なんかいくらでも乗ってられたんだけど今は何となくぐらついて怖いときがある」などと言う。彼らは一応プロなんで教習中に一本橋を落ちたら示しがつかなくなるんだろう。たまに若いのでも落ちているのがいるけど、・・。


一本橋はまあ10秒くらいは楽勝で乗れるし、速度もそうそう飛ばさないので120+αくらいでは恐怖と言うほどのこともない。ただ、昔は山に登って切れ落ちたナイフリッジなども30キロ近い荷を背負って飛ぶように駆け抜けたりしていたが、最近はちょっと高いところでも尻がムズムズするからやはり衰えと言うのは避けがたい自然の摂理なんだろう。


で、反射神経が鈍った分だけ速度を落とすというと例えば時速100キロで走っていると毎秒28メーターほど進む。それを80キロに落とせば毎秒22メーターになる。そうすると0.1秒で2.2メーター進むと時速100キロの時の28メーターまで進むのに0.3秒ほどの余裕が出る。


時速70キロだと0.4秒ちょっとの余裕だ。これはかなりのものだろう。最近は四輪も軽にしてしまったのであまりスピードを出すことはない。軽でも出せばそこそこ出るんだろうけど高速で概ね90キロくらいで走っている。バイクも100キロ前後だ。


あ、そう言えば昨年新東名の110キロ規制試験施行区間でバイクで110キロ+αで巡航してみたが、その時は「バイクって速えなあ」と思ったが、・・。まあ、バイクは速度だけではないが、でも、「年を取ったら反応速度が遅くなる。だったら速度を落とせばいい」と言うのはけだし名言ではある、・・(^。^)y-.。o○。

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