教習所で箱根の凍結路の話をしたら「そんな危ないところに行くのはやめてください。事故でも起こされたら教習所の評判が下がるじゃないですか」と言いやがった。あいつら、みんな殺す、・・(^。^)y-.。o○。


まあ、そんなことはどうでもいいのだが、冬のバイクの最大の敵は積雪などを含めた路面凍結と寒気だ。凍結路や積雪はバイクではどうにもならないので走るのはやめた方がいい。小型のオフローダーやクロスカブ程度のバイクなら何とかなるかもしれないが、でかいのはどうしようもない。お手上げではある。


寒気は自分がバイクに乗らなかった頃は真冬の夜にバイクに乗っているのを見ると他人事ながら背筋が凍り付きそうな気がした。「何もこの真冬にバイクなんか乗ることないだろうに、・・」と言うのが偽らざる感想だった。


ところが自分がバイクに乗るようになるとそんな感想はころっと変わってしまった。結論から言えば真冬にバイクに乗るのは寒いと言えば寒いが、それほどでもない。顔はフルフェイスのヘルメットで隠れているのでOKである。上半身はフリースの上に風を通さないゴアテックスなどのアウターをがっちり着ていればほとんど寒さは感じない。下半身も一緒だけど面倒なので裏もこのカーゴパンツなどで済ましているのでちょっと寒い。それでも全身しっかりしたアウターを着れば何とかなる。


大事なことは風を通さないこと。風速が1メーター増すごとに体感温度は1℃下がるというので時速100キロだとその時の外気温が0℃で大体マイナス28度くらいの体感温度で走っていることになる。うわ、おっそろしい、・・。冬山登山並みではある。


足はそれなりのシューズを履いているので風が通るということもない。これで全身大丈夫と安心してはいけない。何をしようがどうにもならないのが手である。400Xに乗っていたときはグリップヒーターなどなかったので毛糸の手袋の上に冬用手袋を重ねていたが、30分もすると指先が痛くなってくる。1時間も過ぎると手の感覚がなくなってくる。手は肉が薄くて熱源が小さいのでそうなるのだろうけど手の冷たさばかりはどうしようもない。


そうかと言ってグリップカバーなどあんなおっさん臭いものをつけるのは真っ平だった。昔、CD125Tと言うホンダの実用バイクがあって、僕も仕事でちょっと乗ったが、主に酒屋だの米屋だの雑貨屋だのの配達によく使われていた。それらのCD125には例外なくグリップカバーがつけられていておっさんが配達で走り回っていた。


になると「大変だっただろうな」と思うが、昔はいかにも泥臭く見えた。CB1300スーパーボルドールに乗り換えた際にこのバイクには何があってもグリップカバーなどつけるわけにはいかないので真っ先にグリップヒーターをつけた。


これは極めて優れモノでこれさえあれば真冬でも夏用グローブでも大丈夫だろう。これで寒さ対策は完璧、路面が乾いていればどこをどう走ろうと寒くはない。バイクを買う時は何をおいてもグリップヒーターは真っ先につけた方がいい。最近はETCとグリップヒーターがセットでオプションになっているモデルもあるようだが、グリップヒーターは決して損はさせない。立派にその役目を果たすだろう、・・(^。^)y-.。o○。


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