バイクの教習申し込みで50代、60代が増えている。バイクの指導員と話していると以前は40代からせいぜい50代前半だったのが、最近は50代後半から60代が多くなっているという。それは確かに間違いないだろう。で、指導員が言うにはやはり50代60代になると平衡感覚が衰えてくるのか、一本橋が厳しいそうだ。特に男性にその傾向が著しいとか、・・。


男性はスラロームやクランク、S字などのバランスコースはそれなりにこなすのだが、一本橋がいけないそうだ。力を抜いて視線を遠めにと言ってもガチンコで力んでしまってステアリングを左右に振れずに落ちてしまうそうだ。ふうん、そうなのかなあと思うが、現場でやっている人間が言うのだから間違いないだろう。


女性は一本橋はさほどでもなく通過するが、スラロームやクランクになるとダメなようだ。そう言われてみると教習を受けていたころは1時限乗ると腕や肩が筋肉痛になるほど力んでいた。ちょっと乗っただけでこんなにあちこち痛くなるようでは遠出などできないんじゃないかと思ったくらいだ。


今では1日10時間500キロ以上走っても体が痛くなるなどと言うことはない。やっぱり運動も力が抜けて自然体でできると上達するというが、バイクもバイクに任せるところはバイクに任せて力まないで乗れるようになるとうまくなるのかもしれない。


思い起こしてみれば当時は、「一体なんで、・・」と思うことばかりだったが、今になれば教習コースなど何ということもなく楽勝で走れる。やっぱりバイクはいろいろなところを自分で走ってみないとうまくならないのかもしれない。


ある指導員は、「バイクはコケてうまくなる」と言っていたが、この人の言っているのは立ちごけではなくて走行中の転倒なのでそれは遠慮したい。「高齢者は一本橋が、・・」と言いだした指導員は自身も最近一本橋に上がるとフラフラするそうだ。「そろそろバイクを降ろしてくれ」と言うので「教務課長に言いなさい」と言っておいた。まあ年を取ると様々な機能が劣化するのは仕方のないことだが、寂しいことでもある、・・(^。^)y-.。o○。


日本ブログ村へ(↓)