17日の日経平均株価は、欧米株高で買い優勢だったが、円高と先物への売りで下げに転じ、やや持ち直すももみ合って前日比45円68銭高の2万2396円80銭と続伸。東証1部の出来高は19億8021万株、売買代金は3兆5245億円。騰落銘柄数は値上がり1005銘柄、値下がり950銘柄、変わらず81銘柄。市場は、ボラティリティ(価格変動性)が高く、朝方の急上昇は自律反発にしては行き過ぎだ。週末に円高で米減税案の先行きにも不透明感が残る。コール(買う権利)・オプションに絡んだ先物売買が不安定で12月限SQ(特別清算指数)算出まで落ち着き所を探る展開と一時の強気は雲散霧消のようだ。
17日の東京外国為替市場でドル・円はジリ高の展開となっている。前日の米国時間は下院が共和党の提出した税制改革案を賛成多数で可決したが上値は限定的。朝方は1ドル=113円00-14銭近辺で推移した。その後、モラー米特別検査官がトランプ米大統領の選挙陣営の幹部十数人にロシア関連文書の提出を命じたとの米メディア報道や、日経平均株価の上げ幅縮小などを受けドル安・円高が進行。午前11時過ぎには一時112円39銭を付けた。午後も低調な流れで、112円半ばの動きが続く。
今日の個別はトヨタとコマツが値を下げた。どちらも小幅だが、コマツの場合はこのところちょっと上げ過ぎかもしれない。上げたのはIHIが1%台、ホンダ、三菱重工、三菱UFJ、パナソニックは1%未満だった。市場も強気は雲散霧消のようで今後、日経平均はまだ下げるだろう。
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