10日の日経平均株価は、欧米株安が嫌気されて売りが先行、ドルも下げ気味で拍車がかかり、終盤やや戻したが、上げ足は鈍く、前日比187円29銭安の2万2681円42銭と3日続落。東証1部の売買代金は3兆5894億円と10日連続の3兆円超えとなり、出来高は18億9046万株。騰落銘柄数は値上がり596銘柄、値下がり1357銘柄、変わらず81銘柄。市場は、日銀のETF買いが入ったもようだが、戻りに力強さはない。昨日の乱調が買いを敬遠させ、日経平均2万3000円で達成感が出ている。5日移動平均線を割り込み、上ヒゲの長い週足を描き、調整入りのニュアンスだ。ただ、日柄調整を含め下値は限定的だろうと見るようだ。


10日の東京外国為替市場でドル・円は上値の重い展開となっている。前日の米国時間は米上院財政委員会が税制改革法案の法人税減税1年先送りを含んだことを嫌気し1ドル=113円08銭まで下落。朝方は113円前半で推移した。日経平均株価が売り優勢となったこともあり、ドル・円はその後も上値の重い展開が継続。ただ、午後は日経平均が徐々に下げ渋ったこともあり、一時113円54銭まで戻す場面も見られた。


今日の個別は全滅、コマツが2%台の後半、三菱重工と三菱UFJの系列が1%台、トヨタ、ホンダ、IHI、パナソニックが1%未満の下落だった。このところなんだかむやみに上げ過ぎたのでその調整に入るんだろうか。選挙フィーバーも落ち着いてきてトランプおじさん訪日も過ぎ去って気が付けば上がり過ぎた相場にびっくりと言うところだろうか。


日本ブログ村へ(↓)