航空自衛隊の救難ヘリコプター、UH-60Jが17日浜松沖で洋上訓練中に行方不明となった。同日夜、捜索にあたった空自機が「航空自衛隊」と印字された機体ドアを洋上で発見しており、小野寺五典防衛大臣は午後10時の会見で「墜落したと判断せざるを得ない」と述べている。
翌18日朝にも海上自衛隊に加え海上保安庁も船を出して捜索を実施した。勿論、航空自衛隊はU-125A救難捜索機を出して捜索を行っている。UH-60Jに搭乗していた4人が無事見つかることを心よりお祈りするばかりだ。
翌18日朝にも海上自衛隊に加え海上保安庁も船を出して捜索を実施した。勿論、航空自衛隊はU-125A救難捜索機を出して捜索を行っている。UH-60Jに搭乗していた4人が無事見つかることを心よりお祈りするばかりだ。
無事を祈りつつ、海上自衛隊の救助活動についてここでふれておきたい。まず、ジェット機であるU-125Aが現場海域周辺に派遣される。このジェット機はたとえ悪天候や夜間であってもまず遭難現場を絞り込むことが任務となる。U-125Aは赤外線暗視装置などを使って迅速に遭難現場を特定、さらに援助物資投下機構を装備していて遭難者を救援する。
つづいて特定された現場に急行するのが、救難ヘリコプター、UH-60Jということになる。UH-60Jは精密な航法装置や赤外線センサーを備えており、訓練を積んだ隊員が降下し遭難者の引きあげ救助などを行う。遭難は悪天候で起こることも多く好天を待ってはいられないので、非常に厳しい条件で飛ぶことが求められることとなり、訓練もそういう状況に備えてのものだっただろう。
重ねて搭乗していた4人の無事をお祈りしたい。
救難活動はそれ自体が戦闘活動だからなあ。また現場の地形や気象条件も厳しいものがあるだろう。そうした環境を加味して訓練もそれなりに厳しいものがあるのだろう。警察、消防、自治体のヘリがスタンダード仕様の一般車だとすると自衛隊のヘリはフル装備の高級スポーツカーだとその筋の人が言っていた。装備も最高、練度も一級、それでも事故は起こる。乗員の方たちの無事を祈る。
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