28日の日経平均株価は、買い先行も上げ足ははかばかしくなかったが、後場でドル高方向に振れたことなどから上げ幅を広げ、前日比96円06銭高の2万363円11銭、TOPIXは、同11.74ポイント高の1676.17ポイントと3日ぶりに反発して取引を終えた。TOPIXは、25日に付けた年初来高値(1672.82)を3日ぶりに更新。引けにかけては、手じまいの売りにやや上昇幅を縮小した。東証1部の出来高は16億358万株、売買代金は2兆7403億円。騰落銘柄数は値上がり1461銘柄、値下がり494銘柄、変わらず71銘柄だった。市場は、米国で税制改革が進む場合、景気にはプラスとの期待感からNYダウ、ナスダックともに史上最高値の更新が視野に入ってきた。東京市場では為替相場が対ドルで円安方向にあり、業績への好影響を期待する動きが強まりそうだと見るようだ。


28日の東京外国為替市場でドル・円は堅調地合いとなっている。前日の米国時間は米利上げ期待を背景に一時1ドル=113円台を回復。朝方は112円80-90銭近辺で推移した。午前中は株高やトランプ米大統領が発表した米国の税制改革案を支えに底堅く推移。正午過ぎの衆院解散には反応薄だったが、午後には米長期金利の上昇を背景に113円19銭まで上昇している。


今日の個別はすべて高値で引けた。超優良銘柄のコマツが2%台、三菱UFJが1%台、トヨタ、ホンダ、三菱重工、IHI、パナソニックは1%未満の小幅だった。衆議院解散は市場には影響は薄かったようだ。


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