27日の日経平均株価は、配当落ちの影響で下落して始まり、やや大きく下げたが、ドル高や機関投資家による配当再投資に伴う先物買い期待、日銀のETF(上場投資信託)買い思惑などで盛り返したが、届かず、前日比63円14銭安の2万267円05銭と続落。東証1部の出来高は12億227万株、売買代金は2兆839億円。騰落銘柄数は値上がり815銘柄、値下がり895銘柄、変わらず90銘柄。市場は、後場はほとんど動きがない。中・長期的な上昇トレンドはキープしているが、短期的な過熱感を冷ますところだろう。国内に目新しい材料はなく、しばらく調整含みの動きになるのではないかとやや弱気なようだ。


27日の東京外国為替市場でドル・円は堅調地合いとなっている。前日の米国時間はイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が改めて年内追加利上げに前向きな姿勢を示し上昇。朝方は1ドル=111円20銭近辺で推移した。その後、利益確定売りが増えたことで午前中は112円台前段で一進一退の動き。ただ、午後にはトランプ米大統領が27日公表予定の税制改革案に対する期待感もあり、一時112円63銭まで上昇している。


今日の個別は、三菱UFJとパナソニックが小幅に上げたが、それ以外は下げた。三菱重工とIHIが1%台、トヨタ、ホンダ、コマツが1%未満ながらトヨタはほとんど1%に近く、コマツはプラスに近い下げだった。まあ、どう見てもこの先上げる目はないが、選挙の行方次第では潮目が変わるかもしれない。三菱重工とIHIは株式を1000株から100株単位に変更したようだ。


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