29日の日経平均株価は、北のバカ大将のミサイル発射とドル安を嫌気して売り優勢、一巡後は下げ渋ったが、戻りも鈍く、前日比87円35銭安の1万9362円55銭と続落。東証1部の出来高は13億8700万株、売買代金は1兆8160億円。騰落銘柄数は値上がり881銘柄、値下がり989銘柄、変わらず144銘柄。市場は、北朝鮮のミサイル発射の影響は一旦織り込んだ格好だが、北朝鮮の建国記念日である9月9日までは緊張が続くだろう。下ブレ懸念は消えていないが、カラ売りがたまっているだけに相場が落ち着くようだと買い戻される可能性がある。ただし、踏み上げが入っても自律反発の域だろうと大きく良い方に転がることはないというところだろう。
29日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=108円後半を中心とした小動きが続いている。北朝鮮が午前5時58分ごろ弾道ミサイルを発射し襟裳岬の東1180キロメートルの太平洋上に落下。リスクオフ優勢し進み、109円20銭近辺から一時108円33銭まで下落した。ただ、下げが一服すると買い戻しから午前8時30分ころには108円93銭まで反転。その後は目立った材料がないこともあり、108円60-80銭台のレンジ圏相場となっている。
今日の個別はコマツだけがわずかだが値を上げて引けている。コマツ、本当にえらい。その他、トヨタ、ホンダ、三菱重工、IHI、三菱UFJ、パナソニックは1%未満と小幅だが、すべて値を落としている。米朝戦争が始まる可能性は極めて低いが、良い材料もないところにこんなことばかりでは市場も滅入るだろう。
日本ブログ村へ(↓)