23日午後2時10分ごろ、札幌市南区定山渓の道道で大型バイクが道路を逸脱して約3メートル落下。運転していた同市北区北26西2、自営業、堀譲さん(42)が重傷を負い、後部座席の妻理恵さん(39)とサイドカーに乗っていた娘の汐律奈(せりな)さん(13)が意識不明の重体で同市内の病院に搬送された。
現場は札幌国際スキー場から定山渓側約4キロの場所。片側1車線の右カーブで、ガードレールはなかった。札幌南署は堀さんが曲がりきれなかったとみて事故原因などを調べている。【源馬のぞみ】
サイドカーって乗ったことはないけど左右非対称でなんか癖のありそうな車だよなあ。まず加速すると側車側に、減速するとバイク側に頭を振る傾向があるそうだ。また、オートバイは左右に回頭する際に車体を傾けることで旋回できるが、サイドカーは四輪と同様に前輪の舵角のみで旋回する。しかし、四輪とは異なり加減速でも頭を左右に振る癖があるそうなので旋回中に加減速を行うと旋回特性に大きな影響を受けやすいそうだ。こうした加減速による回頭性を積極的に利用してタイミング次第でスピンターンのような転回も可能だと言うが、・・。
また、四輪よりもトレッドに対する重心高が高いため遠心力を受けて内側の車輪が浮く場合もある。側車側に旋回する場合は比較的簡単に側車が浮き上がり回復不能な場合は転覆事故につながるそうだ。バイク側に旋回する場合は比較的安定しているが、バイクの後輪が浮けば操縦不能になり、極端な場合は前転事故につながるらしい。こうした特性に対処するためにバイクの乗員が重心をカーブの内側の低い位置に移動させる姿勢をとることがあるそうだが、サイドカーの運転は見た目とは違い大変なようだ。
ウラルとか言うサイドカーのように側車輪も駆動する二輪駆動のものは加減速による旋回への影響は小さくなるが、パートタイム方式のものはデフがないので二輪駆動での走行中は旋回時に駆動輪の内輪差により駆動抵抗が発生するため摩擦係数の高い路面ではタイヤを磨耗を早めたり、駆動軸の継手や軸受が痛みやすくなるそうだ。
日本でのサイドカーの用途としてはほとんど趣味的な利用だろうが、四輪が高価であったり政治的な理由で入手が困難な一部の国では市民の実用的な交通手段としてサイドカーが利用されているそうだ。また、軍隊や警察などでは四輪よりも小回りの利く機動性と単車のオートバイよりも高い運搬性能が着目され、斥候用や要人車両警護用などとして採用される例は古くから存在すると言う。そう言えば皇宮警察がサイドカーを使っていたなあ。あれは何となく見栄えのためと言う気がしないでもないが、・・。皇宮のサイドカーはホンダのゴールドウィングのようだな。
けっこう年配の方がHDのサイドカーに乗っているが、そしてあれは自分でバイクが支えられなくなったからサイドカーを付けるなんて言う話もあるが、実際に運転するのはなかなか難しそうだ。トライクなどはヘルメット装着義務がないのでノーヘル、短パン、タンクトップで乗っているのをよく見かけるが、トライクだってひっくり返るし、事故でぶつかれば放り出されるのはバイクと一緒なので危ないこと夥しい。まあ、最も安全は自己責任だが、それでも安全には十分留意しべきだろう。もっともトライクでヘルメットにプロテクターなんて言ったら乗る人は激減するかもしれないが、・・(^。^)y-.。o○。
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