1989年、政府総務庁(現在、内閣府)交通安全対策本部は交通事故撲滅を目的に、8月19日をバイクの日に制定しました。全国自治体の交通安全対策室や地元警察は、この8月19日を中心に、二輪車の安全運転講習会等を展開しています。さらに、二輪車の楽しさ、利便性、有用性などバイクライフの素晴らしさを、より多くの皆様にご理解していただくために、毎年7~9月の3ヶ月間をバイク月間として、 2000年7月にスタートしました。以来、全国各地で数多くの活動を展開しています。

以上~「日本二輪車安全普及協会」

8月19日は「バイクの日」だそうだ。なぜかと言うと「819」で「バイク」、日本人の大好きな語呂合わせ、・・。で、新宿かどこかでイベントもあるそうだ。でも、そうしてあれこれやってはみてもバイクの人気はなかなか高まって来ない。若い世代の車離れ、購入価格・維持費が高い割には実用性がない、特に大きくなればなるほどその傾向が強い、暴走族・旧車會の活躍で社会悪と言うイメージが付きまとう、そして「バイク=危険」と言うイメージ、・・。


若者の車離れ、これは世代の傾向なのでどうしようもないだろう。金がかかる。これは売れない=開発費、製造コストなどが価格に跳ね返るの負のスパイラルでこれも売れないことにはどうしようもない。バイクは危険、そして社会悪、・・。先ず危険と言うことだが、今年6月末までの神奈川県の交通事故死亡者は67人で、内訳は自動車7人、自二車8人、原付5人、自転車8人、歩行者39人だそうだ。これを見ると歩いているのが最も危険と言うことになる。


バイクは自転車と同じ、車ともそう変わらない。原付と言うのは自動二輪車とはちょっと違う乗り物なんでこれは別、・・。まあ走っている台数とか様々な問題があるので死亡者の数だけで一概には言えないが、自動二輪車が取り立てて危険と言うこともないと思う。社会悪、・・これはバイクが悪いわけじゃなくてそう言う乗り方をしているのが悪いので八つ当たりのような批判だろう。


で、最後はバイクは危険かと言うことだが、それも乗り方による。バイクで事故に遭う確率は車と同じようなものだと思う。バイクはスピードが出る。リッターオーバーの大型だと0-100加速は2秒前後、そんな加速をする市販の四輪はないのでほとんどレーシングカー並みではある。四輪で言えば軽に500から1000馬力のエンジンを付けたくらいな感じだからこれもレーシングカー並みではある。最高速は四輪が速いが、それは乗っている人間が空気抵抗になっているからで人間が乗らなければ400キロ以上の速度が出るだろう。


ころが二輪で自立出来なくて重心が高くタイヤの接地面積が極めて小さいバイクはコーナリング性能などの運動性が極めて悪い。ブレーキも効くことは効くが、60キロ以上で急制動などかけたらよほどうまく制御しないとこけるだろう。だからバイクはあまり飛ばしてはいけない。それよりも高速では80-120キロくらいの範囲での加速を楽しむべきだろう。


一般道では四輪と調和してすり抜けや左側追い越しをしないで走る。そして周囲をよく見る。バイクに乗ったことがないドライバーは基本バイクを見ていない。バイクの前にいきなり飛び出したり割り込んだりするので注意しないと危ない。


そしてバイクに乗る時はヘルメットはフルフェイス、ある研究機関がライダーが事故に遭った時に頭部のどこを負傷するか調べたところ、顔面が60%だそうだ。そのうちの40%が顎、側頭部、後頭部が30%、頭頂部は10%未満だそうだ。そうするとチンガードのあるフルフェイスが断トツ安全と言うことになる。中国製など絶対にいけない。あんなもの、スイカかかぼちゃの皮をかぶっていても同じようなものだ。


それから胸部、背部、両肘、両膝くらいはしっかりプロテクターを着ける。何を着けていてもダメな時はダメだが、プロテクターを着けているのといないのでは天と地ほども違う。うちで教習中に結構派手にこけてもプロテクターのおかげでほとんどかすり傷も負わない。プロテクター、あれはなかなかすごい。ぜひ装着するべきだろう。


バイクと言う乗り物、あれは頭を使わないときれいに走れないスマートな乗り物だと思う。なぜかと言えば四輪とは違ってバイクには常に転倒の危険が付きまとう。そこで周囲の状況、路面の状況、そしてバイクの状況を常に確認しながら瞬時に決断を下して自分がバイクの一部になって体を使って操作しないとバイクはうまくきれいには動かない。そんなスマートな乗り物だ。


だからぜひみんなが「バイクっていいな」と思うようにきれいにスマートに走ってバイクをもっともっと世間に普及させよう。どうしても速度とコーナリングにかけて走りたい人は公道ではなくてサーキットに行こう、・・(^。^)y-.。o○。


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