山口県の海上自衛隊岩国航空基地で、訓練中のヘリコプターが着陸寸前に横転した。横転したヘリコプターの映像には、横倒しになった日の丸の描かれた機体と、上部を中心に壊れ、あたり一面に破片が散らばっている様子がとらえられている。そして、ヘリがつっていた荷物が、機体につながっているのがわかる。
横転したのは、海上自衛隊のCH-101ヘリコプター。
17日午後2時20分ごろ、岩国航空基地の中で、荷物をつったまま、離着陸する訓練を行っていたところ、着陸寸前に、地上から数メートルの高さでバランスを崩し、ローターが地表に接触して横転した。
事故機には8人が乗っていて、3人がけがをしたが、いずれも軽傷となっている。CH-101は、南極観測に用いられる砕氷船「しらせ」に搭載されるヘリコプターで、「しらせ」の航海時以外は岩国基地で訓練を行っていた。
原因はまだ分からないが、ヘリはホバリングで浮いている時が最も不安定だと言う。超と浮くか落ちるかのところで釣り合って静止しているのだからそれは不安定だろう。そんな状態でちょっと風に煽られたりするとパタンと落ちてしまうそうだ。だから高山の救助などヘリの方も命がけになるようだ。富士では火力演習に向けた訓練中のAH―1が落ちている。これはパイロットの操縦ミスらしいが、いずれにしてもどちらの事故も乗員に大きな怪我がなくてよかった。
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