先週、関が原、米原、長浜、敦賀、小浜、鯖街道から近江八幡とバイクでツーリングに行ってきた。その際、雨が降ったり止んだりで大いに悩まされたことを書いたが、ノースフェイスのレインウエアを飛ばしてしまってからカリマーの山用レインウエアを経て通販で買い込んだタイチのレインウエアを初めて使った。
大体、レインウエアなどは持ってはいても緊急やむを得ない場合以外は買っても出来ればあまり使いたくないもので放りっぱなしと言うのが実情だろう。今回使ってみたが、まあ、悪くはなかった。ただ来ていると蒸れて暑いのはゴアテックスなどの透湿防水素材でも一緒で高い金を出して買ってもすいすい爽やかと言うわけにはいかない。
昔、山をやっていたのでこれは身をもって知っている。安いゴム引きナイロンのレインウエアもバカ高いゴアテックスのウエアも蒸れるのは一緒で雨で濡れるか汗で濡れるかと言う類いの選択になる。当時一緒に山に登っていたやつは、「どうせ濡れるなら蒸れるよりも雨に濡れた方がいい」と言ってザックに防水カバーをかけただけで雨の中を濡れて歩いていた。
バイクのレインウエアも同様でバイクの場合は自分が体を動かす必要性は登山よりもずっと少ないので高価な透湿防水素材のレインウエアを買っても無駄かも知れない。うちの指導員が使っているWM製の5千円くらいのゴム引きナイロンレインウエアで十分かも知れない。今のは裏地にメッシュ生地などがついているので着た時のべたつき感もない。
ところでこれまでは山用もバイク用もレインウエアなどは一緒かと思っていた。バイク用は足首や背中に反射材がついているくらいで基本は同じだろうと、・・。そうしたら大きな違いに気がついた。
山用はサイドの開口部を覆うフラップが後ろから前に向けてついている。これは山では荷物を背負うので前かがみになる。雨滴は勢い背中から前の腹側部分に流れる。だからフラップも後ろから流れてくる水を前側に流して落とすようにつけられている。
バイク用はバイクで走るので当然雨滴は体の正面で受けて後ろ側に流すことになる。そのためにフラップは前から後ろに向けてつけてある。うーん、同じレインウエアとは言ってもそれそれ用途に従って細かい工夫がされているんだなあと感心してしまった。
レインウエアもファッションと言うならそれは確かにそうだが、あくまでも緊急用なら安いのでいいのかもしれない。あ、ちょっと高いのを買っておけば冬にフリースなどの上に着ると防寒ジャケットの代わりになるかも、・・。まあ、これも好みではある、・・(^。^)y-.。o○。
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