28日の日経平均株価は、利益確定が先行、その後は一段安となり米先物安も重しになって、前日比119円80銭安の1万9959円84銭と3日ぶりに反落。2万円割れは25日以来3日ぶり。TOPIX(東証株価指数)の浮動株比率見直しに伴うリバランス売買により東証1部の出来高は20億2809万株、売買代金は2兆7735億円と膨らんだ。騰落銘柄数は値上がり807銘柄、値下がり1087銘柄、変わらず128銘柄。市場は、週末で利益確定売りが出やすく、東エレク、ソフトバンクなど指数寄与度の高い銘柄の下げも重しとなっている。決算発表が相次ぎ、個別株物色の色彩が強まってくるが、コンセンサスが良すぎて売られるケースも見受けられて定着すると嫌な感じだと言う。


28日の東京外国為替市場でドル・円は上値の重い展開が続いている。前日の米国時間は後半に崩れ1ドル=111円70銭近辺から110円96銭まで下落。朝方発表の6月全国CPI(消費者物価指数、生鮮食品除く)は前年同月比0.4%上昇で市場予想通りの着地となったため特段の動きはなく、引き続き111円台前半で上値の重い流れとなった。日経平均株価が売り優勢となったことで低調な地合いは継続。米4-6月期GDP(国内総生産)の結果を見極めたいとする思惑も強く、110円90銭-111円20銭で小動きとなっている。なお、午前に稲田防衛相が国連平和維持活動(PKO)の日報問題の監督責任を取って辞表を提出したと伝わったが目立った反応は出ていない。


今日は全敗かと思ったらパナソニックが1%未満ながら値を上げている。うーん、こういう時の上げは心が救われるなあ。もっとも下げたのはIHIで1%台、トヨタ、ホンダ、三菱重工、三菱UFJ、コマツは1%未満の小幅な下げだった。日経平均の下げの割にはどれも比較的小幅ではある。IHIは護衛艦の建造を三菱から軒並み取り上げているのに下げが大きいねえ。


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