南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報を陸上自衛隊が廃棄したと説明しながら保管していた問題で、防衛省は特別防衛監察の結果を28日に公表する方向で調整に入った。

 
政府関係者が26日、明らかにした。結果公表と同時に関係者の処分も発表。陸自トップの岡部俊哉陸上幕僚長は引責辞任する見通しだ。

 
日報が保管されていた事実を公表しなかったことについて、稲田朋美防衛相が関与したかが焦点だ。稲田氏は国会答弁などで「日報を非公表にすると了承したことはない」と自らの関与を否定。一方、陸自側は防衛監察本部に対し、稲田氏に日報のデータが保管されていたことを報告したと説明している。

 
稲田氏は3月16日、防衛監察本部に特別防衛監察を実施するよう指示。稲田氏は制度上、監察の対象ではないが、関与の疑いが浮上したことから聴取に応じた。


この引責は防衛大臣に対する当てつけだろうか。この問題もっと早い時点、データが見つかった時点で防衛大臣の責任において謝罪して公開していればこんなことにはならなかっただろう。鉄の規律を持った鉄の組織である自衛隊が報告を怠るとは思えない。結局責任の落としどころで制服組が槍玉に挙がり、制服組がそれに反発したんだろう。大臣なんて言うのは所詮は名誉職で1年か2年で変わってしまう。だからその間に何かあったら、その程度にもよるが、しっかり責任を取って組織と部下を守るべきだろう。そうした引き型であればまた復活の芽はいくらでもある。こんな大臣では現場が救われない。


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