24日の日経平均株価は、円高で売り先行となったが先物にも売りが出て下げ幅を拡大、前週末比124円08銭安の1万9975円67銭と続落。2万円割れは18日以来4営業日ぶり。東証1部の出来高は15億6143万株、売買代金は1兆9163億円。騰落銘柄数は値上がり1062銘柄、値下がり812銘柄、変わらず151銘柄。市場は、前場は久々に下に向かったが、後場は日銀のETF買い観測に加え、個人投資家の逆張り的な買いや朝方売った向きの買い戻しを誘ったとみられる。ただ、2万円を挟んでのもみ合いに何ら変化はない。決算にらみで個別株物色があっても指数を持ち上げるほどのものにはならないだろうと言う。
24日の東京外国為替市場でドル・円は低調な展開となっている。前週末の米国時間はトランプ米大統領のロシアゲート疑惑やスパイサー大統領報道官が辞任したことなどを受け、リスク回避の円高が進行。1ドル=111円台半ばから一時110円99銭を付けた。週明けも低調な展開は続き、日経平均株価が売り先行となったことで午前9時過ぎには110円73銭まで下落。その後も111円00銭を挟んだ上値の重い流れとなっている。なお、IMF(国際通貨基金)は世界成長率見通しを改定し、17年3.5%、18年3.6%と4月時点の予想を維持したが、ドル・円は特段の反応を示していない。
今日の個別は三菱重工だけが上げて壊滅は免れた。それでも小幅な上げではあるが、壊滅よりは気分的にかなり違う。落ちたのはコマツが2%台、ホンダ、IHI、三菱UFJが1%台、トヨタとパナソニックのF1コンビが1%未満とかろうじて踏みとどまった。まあ、日本経済ではなくて欧米株やドルで行ったり来たりと言うのは日本経済に株価を動かす材料がないと言うことではある。これはやはり寂しいことではある。
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