10日の日経平均株価は、米雇用統計が好調で株とドルが上がり市場もこれに追随、後半先物に買いが入って上げ幅を拡大して、前週末比151円89銭高の2万80円98銭と3営業日ぶりに反発。2万円台は5日(2万81円63銭)以来3営業日ぶり。東証1部の出来高は15億4025万株、売買代金は2兆992億円。騰落銘柄数は値上がり1411銘柄、値下がり469銘柄、変わらず140銘柄。市場は、円安がフォローになったが、2万円を挟んでのレンジから抜けられない。目先はヘッジファンドなど短期筋の先物売買に揺れ、方向感が出にくい状況だと言うが、2万円台を行って来いしていること自体が不思議ではある。


10日の東京外国為替市場でドル・円は底堅い地合いが続いている。前週末の米6月雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を上回って着地し、ドル・円は5月11日以来となる1ドル=114円台を回復。週明けはやや利益確定売りに押され、113円台後半で始まった。朝方発表の5月機械受注、5月経常・貿易収支はいずれも市場予想を下回ったがドル・円は反応薄。また、黒田日銀総裁の支店長会議における発言も伝わったが、やはり目立った反応は出ていない。その後、午前10時の仲値公示に向けドル高・円安が進み114円台を回復。午後は買い優勢で推移する日経平均株価を支えに一時114円23銭を付けている。また、ユーロ・円は一時1ユーロ=130円28銭と16年2月以来の高値を付けた。


今日の個別はIHI、コマツ、パナソニックが1%台、トヨタ、ホンダが1%未満と値を上げたが、三菱重工、三菱UFJは小幅ながら値を下げた。日経平均が2万円台を大きくクリアしないと言うが、2万円台をつけていること自体が奇跡のように思える。材料なんて何もないじゃないか。


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