世界一周飛行中の1937年に消息を絶った米国の女性飛行士、アメリア・イアハート(Amelia Earhart)の運命についての新たな証拠を発見したとするドキュメンタリー番組が9日、歴史番組専門チャンネル「ヒストリー(History)」で放送される。

伝説の飛行士である彼女とナビゲーターのフレッド・ヌーナン(Fred Noonan)の身に何が起きたのかは航空史上最大の謎の一つとされ、これまでにさまざまな説が唱えられてきた。定説では、2人は太平洋(Pacific Ocean)の離島ハウランド(Howland)近くで燃料切れを起こして海に墜落したとされる。

しかしヒストリー・チャンネルのドキュメンタリー番組「アメリア・イアハート:失われた証拠(Amelia Earhart: The Lost Evidence)」は、2人は生き延びて、日本軍の捕虜になった可能性があると指摘している。

番組が証拠としているのは、米国国立公文書館(US National Archives)で見つかった不鮮明な白黒写真だ。そこに写っているのが、拘束後にマーシャル諸島(Marshall Islands)にいる2人の姿だという。

写真はジャルート環礁(Jaluit Atoll)の波止場にいる人々を撮ったもの。その中のカメラに背を向けた女性は、体型がイアハートに似ている上に、彼女と同じようにズボンをはいているように見える。また、髪形も彼女が好んでいたのと同じ短髪だ。

女性のそばに立つ男性は白人の可能性があり、番組は顔認識の専門家の話として、髪の生え際がヌーナンに酷似していると指摘。さらに番組は、波止場の奥に写った「コウシュウマル(Koshu Maru)」という日本船が小舟でけん引しているのは、墜落したイアハートの双発機ロッキード・エレクトラ(Lockheed Electr)かもしれないとしている。

ヒストリーの公式ウェブサイトによると、写真には米海軍情報局(US Office of Naval Intelligence)の印が押されていた。マーシャル諸島の住民らは長年にわたり、イアハートとヌーナンは不時着して生き延び、日本人に捕らえられたと主張してきており、この説は番組でも検証されている。

エグゼクティブ・プロデューサーのギャリー・ターピニアン(Gary Tarpinian)氏は米NBCのニュース番組に対し、「われわれは、コウシュウが(マリアナ諸島(Mariana Islands)の)サイパン(Saipan)島に(イアハートを)連行し、彼女はそこで日本人に拘束されたまま死亡したと考えている」と語った。


有名人が失踪して最後が分からなくなるとこうした話がよく出てくるが、当時の日本軍が女性飛行士を拘束して死亡させそれを隠しているという理由がない。当時、その捜索には日本海軍も参加しているし、状況からすれば悪天候で中継地のハウランド島を発見できずに不時着あるいは墜落したと言うのが妥当なところだろう。当時も日米間は緊張していたが、まださほどでもなく、また当時の南洋諸島などは日本は武装化しないという条約を律儀に守って何らの軍事施設もなかったというから何もないという以外に見られてまずいものもなく死ぬまで拘束してその死を秘匿する理由もない。戦争中捕虜の扱いには捕虜取り扱いの教育不足からとかくに問題があった日本軍だが、平時、民間人に対してそのような扱いをしたとは思えないが、・・(^。^)y-.。o○。


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