4日の日経平均株価は、米国市場は休場で参加者が少ない中、前半は昨日の米株高で買われたが、後半は円が下げ渋るなどマイナス要因で利益確定が出て、前日比23円45銭安の2万32円35銭と反落。東証1部の出来高は18億5772万株、売買代金は2兆5053億円。騰落銘柄数は値上がり530銘柄、値下がり1374銘柄、変わらず118銘柄。市場は、北朝鮮情報が心理的にマイナス作用した面はあるが、朝から一定程度時間を区切って機械的な売り注文が出ていた可能性もある。引き続き上値は重いが、25日線で下げ止まり、下値切り上げのパターンは崩れていない。米国市場の休場明けで外国人投資家が復帰してくるかが注目されると言っている。
4日の東京外国為替市場でドル・円は軟調地合いとなっている。前日の米国時間は好調な米経済指標などを背景に1ドル=113円台を回復。朝方も113円前半で推移した。その後、北朝鮮が午前9時39分ごろ弾道ミサイルを発射。日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下し、ドル・円は小幅下落したが動き自体は限定的だった。ただ午後1時44分ごろに北朝鮮が午後3時30分から特別重大発表を行うと報じられるとドル安・円高が進行、113円を割り込んだ。午後3時30分から行われた北朝鮮の発表は大陸間弾道弾(ICBM)の発射に成功したというものでリスク回避の動きがさらに進み一時112円74銭まで下落している。なお、RBA(豪準備銀行)は理事会で政策金利のオフィシャルキャッシュレートを1.50%に据え置いた。豪ドル・円は1豪ドル=86円95銭近辺から85円86銭まで下落したが、これはRBAの見通しがタカ派的になるとの思惑があったが、声明文に大きな変更が見られなかったので失望したためと言う。
今日の個別はなかなかのものだった。トヨタ、ホンダは珍しいことに2%近く上げ、三菱重工、IHI、三菱UFJ、コマツも1%未満と小幅ながら値を上げた。今日、大きく下げたのはパナソニックで2%以上も下げている。このところずっと上げていたからその反動だろうか。値が上がらない代表のトヨタ、ホンダが上げたのはどういうわけだろう。
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