昨年の11月にコペンが納車になって走った距離は3,200キロ、月に400キロほどになる。同じ期間、バイクは6,000キロほど走っている。月に750キロほどになるだろうか。休みがないのによく走るとは思うが、どうしてもバイクに乗る機会が多い。
コペンもなかなか面白い車ではある。運転席もタイトでコクピットと言う風情だし、ステアリングも正確で切れが良く、ボディ剛性も高く足もしっかりしていて山坂道などはなかなかしっかり走る。パワーも、「もしかしてダイハツってカタログデータでは64馬力とか言うけど実際は80馬力くらい出しているんじゃないか」と思うくらいに元気がいい。
排気音も「これってまさに軽の排気音じゃん」なんて言うのもいるけど軽の排気音と言うのは初めてだし結構低音が効いていて悪くないんじゃないかと思う。乗り込むにもちょっとドアの開口部が低くて狭いので戦闘機に乗り込むような風情があるが、乗ってしまえばそれなりの快適空間は確保されているし、標準のレカロシートもそこそこホールドは悪くはない。個人的にはもっとタイトなのが好みではあるが、・・。で、室内は空調だし、風圧に耐えなくても良いし、飲み食いは自由、お茶くらいしか飲まないが、だし、快適なことこの上ない。
そこに行くとバイクは乗る前にあれこれ装備を着けないといけない。しかもこのくそ暑いのにボディアーマーに長袖の上着着用で靴はハイカットブーツと出る前からいろいろ完全武装的な準備がある。で、バイクのところにたどり着くとロックを外してカバーを取ってキーを挿してステアリングロックを解除してバイクを引っ張り出す。この時点でもう汗だくではある。
それからヘルメットを被り、手袋をつけてエンジンを始動してサイドスタンドを跳ね上げてギアを入れてやっと走り出せる。・・と思っているとラジエターファンが回るたびに熱気が足元から吹き上げてくる。冬は「あの熱気はどこに行ってしまったんだ」と悲鳴が上がるくらい寒いが、・・。で、フルフェイスの場合、飲み物なんか飲めるはずもない。チューブでも挿しておけば別だが、・・そこまでやるか。風雨、暑さ寒さ、外界の様々な刺激、には耐えないといけない。姿勢の自由度がないので腕はしびれる、けつは痛くなる、頭や顔が痒くなっても掻くこともできない。バイザーには虫がビシビシ張り付いてすぐに視界が悪くなる。唯一良いことは圧倒的な加速だが、これも圧倒的にばかりやっていると警察からお目玉を食うことにもなりかねない。しかも常に転倒の危険と隣り合わせで細心の注意を払わないといけない。うーん、一体バイクってどこがいいんだ。
はい、それはスリルと緊張感、刺激、そしてバイクとの一体感でしょうか。山坂道の複雑な複合コーナーなんかをきれいに抜けられたりすると「おう、よくやったなあ」とバイクを撫でてやりたくなる。四輪が嫌いなわけじゃない。四輪も楽しい。でもバイクはもっと楽しい。それに何時まであのモンスターを操れるか分からんしなあ、・・(-。-)y-゜゜゜。
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