自民党の二階俊博幹事長は30日、東京都議選の応援演説で、自らの差別的な表現が報道されたことなどを念頭に「言葉ひとつ間違えたらすぐ話になる。私らを落とすなら落としてみろ。マスコミの人だけが選挙を左右するなんて思ったら大間違いだ」と述べた。問題発言や不祥事が続けて報じられ、都議選が自民逆風となっていることへの責任を報道機関に転嫁する政権幹部の発言が続いている。
二階氏は29日の応援演説で、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮を「きちがいみたいな国」と表現した。精神障害者に対する差別的な表現で、直後に記者団に「表現として必ずしも適切でないものが一部あった。注意したい」と釈明。一部メディアがこの発言を報じた。
稲田朋美防衛相も27日の応援演説で「防衛省、自衛隊としてもお願いしたい」と発言し、30日午前の閣議後会見で撤回とおわびに追い込まれた。二階氏は同日夕の国分寺市の演説で、自身を含む政権中枢の発言を伝えている報道機関に矛先を向け、「マスコミは偉いには違いないが、偉いと言っても限度がある。あんたらどういうつもりで書いているのか知らんが、我々はお金を払って(新聞を)買ってんだよ。買ってもらっていることを、やっぱり忘れちゃダメじゃないか」と述べた。
安倍晋三首相も30日夜、小金井市での応援演説で「色々な報道によって、政策がなかなか届かなくなってしまっている」と報道への不満を漏らした。
政界再編だの二大政党制だのと言われて久しいが、日本汚政変と言うのは大体がほぼ一党独裁体制の自民党が暴言失言やら政策の進め方やらそうした政策それ自体とは異なる傍流のところであれこれ問題を起こし、それをマスコミが煽って反自民体制に火がついて流れがどっと時の話題政党に傾いて政権がその話題政党に移る。しかしながらその政権を担った政党は一国の政策を担う力量がないのでああだこうだと失政続きで結局自民党に政権が戻って来る。そしてまた時間が流れて同じことが繰り返される。これは国家にとって極めて大きな損失であり無駄でもある。どうして自民党以外に政権担当能力のある政党が育たないのか。思うにただ単に風を当てにしているだけで真剣に人を育てようとしないからだろう。都民ファーストも素人を大量に集めたのは良いが、親分様まで政治の素人でどこまで都政を引っ張って行けるだろうか。見ものではある。もっとも自民党も何とかチルドレンなどと言って風を当て込んだ候補者から議員になったものが問題ばかり起こしているから政治とは何なのか政治家も国民もまじめに考えた方がいいかもしれない。国家を支えていくということは生半可なことではない。
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