21日の日経平均株価は、米株安や円安一服などで売りが先行、年初来高値を記録したこともあって利益確定にも押されて前日比91円62銭安の2万138円79銭と4日ぶりに反落。東証1部の出来高は16億3436万株、売買代金は2兆2639億円。騰落銘柄数は値上がり589銘柄、値下がり1330銘柄、変わらず101銘柄。市場は、直近、材料難で上値は重いが、下値には押し目買いが入り、上昇トレンドを保っている。ただ、テーマ性のある銘柄や好業績の出遅れ株などに資金が集まり、動くものにつく傾向が強く、主力株は敬遠されていると言う。
21日の東京外国為替市場でドル・円は上値の重い展開となっている。前日の米国時間は原油先物や米国株の下落が影響しドル安・円高の流れ。朝方は1ドル=111円前半で推移した。午前8時50分発表の日銀金融政策決定会合・議事要旨(4月26-27日分)では賃金や物価の動向について多くの委員から「改善はやや鈍い」との意見が出たことが分かったもののドル・円への影響は限定的。その後は日経平均株価が売り優勢となったことからジリ安で推移。午後は111円16銭まで下落した。
米株高、ドル高で上げれば今度は米株安ドル安で下げる。日本経済に主体性はないのかと言いたいが、今の経済は世界中が連携しているのでそんなものだろう。それでもトヨタ、ホンダ、三菱重工、パナソニックはかすかに値を上げている。逆にIHI、三菱UFJは1%台とやや大きく値を下げ、コマツも1%未満ながら値を落としている。
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