17日午前2時20分頃、静岡県南伊豆町の石廊崎沖合で、フィリピン籍のコンテナ船(2万9060トン)から「米艦船と衝突した」と118番があった。
下田海上保安部などの発表によると、米艦船は米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備されているイージス駆逐艦「フィッツジェラルド」(8315トン)。米艦船の7人と連絡が取れず、1人がけがをしているという。
泣く子も黙る最強イージス艦でも3万トンのコンテナ船には勝てなかったか。イージス駆逐艦は右舷艦橋基部が大きく破損して外板がめくれコンピュータの演算処理装置などが見えている。船体も損傷しているという。コンテナ船は船首部分に凹損があるものの特に大きな損傷はなさそうだ。現代の軍艦は装甲などはせいぜいスプリンター防御程度だろうから大きな衝撃を受ければ簡単に壊れてしまう。もっとも昔の軍艦も重要部分だけに装甲が施されていただけで事情はさして変わらないかもしれない。そう言えば2009年10月に関門海峡で護衛艦くらまがやはりコンテナ船と衝突した時は艦首が炎上していて衝撃的だった。最近は商船も大型化が著しいので軍艦と言えども衝突すれば無事では済まない。しかし、レーダーなどもあるこのご時世になんで衝突するのかねえ。所在不明の乗組員の無事を祈る。
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