12日の日経平均株価は、ナスダックの急落でハイテク株が売られ、さらには先物まで売られて急落、前週末比104円68銭安の1万9908円58銭と反落。東証1部の出来高は17億8576万株、売買代金は2兆3132億円。騰落銘柄数は値上がり896銘柄、値下がり980銘柄、変わらず142銘柄。市場は後場は動意が乏しい。前場はナスダック総合指数の下落が響いたが、高い水準だっただけに調整があってもおかしくはない。ドル・円がこの程度(1ドル=110円台)のレベルなら売り込むこともないだろう。ただ、FOMC(米連邦公開市場委員会)の内容次第でイベント通過までは様子見になるのではないかと言う。


12日の東京外国為替市場でドル・円は小動きとなっている。朝方発表の4月機械受注(船舶・電力を除く民需)は前月比3.1%減で市場予想0.5%増を下回ったがドル・円に目立った反応はなし。1ドル=110円台前半での推移が続いた。仏国民議会選第1回投票はマクロン大統領率いる新党「共和国前進」圧勝の勢いと報じられたが、ドル・円に対する影響は限定的。コミー前FBI(米連邦捜査局)長官の議会証言、ECB(欧州中央銀行)理事会、英総選挙を通過したことで材料出尽くし感も強かった。午後も明日から始まるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果を見極めたいとの思惑は強く、狭いレンジ圏の動きが続く。


日経平均は下げたが、個別はホンダと三菱UFJが1%未満と小幅に下げただけでIHIが2%台、トヨタ、三菱重工、コマツ、パナソニックは1%未満ながらいずれも値を上げて引けている。実体経済は良くも悪くもなくどっちに動くかは材料次第のところがあるので今後もどんな材料が出るかそっちに注目だろう。


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