7日の日経平均株価は、前半、米株安やドル安で売りが先行したが、後半、日銀のETF(上場投資信託)買い思惑や円高一服で盛り返し2万円台を回復する場面もあったが、上値は重く、前日比4円72銭高の1万9984円62銭と3日ぶりに小反発。東証1部の出来高は17億1817万株、売買代金は2兆3239億円。騰落銘柄数は値上がり1150銘柄、値下がり693銘柄、変わらず174銘柄。市場は日銀のETF買いが入ったかどうかは微妙だが、昨日先物売りが先行していたこともあり、思惑で買い戻された可能性はある。ただ、欧米での重要イベントを控えており上にも下にも動かしにくい相場模様と言う。


7日の東京外国為替市場でドル・円は小動きが続く。朝方は1ドル=109円前半で推移。米ABCニュースはセッションズ米司法長官が辞意を示唆したと報じたが、目立った反応は示していない。その後も8日に英総選挙、ECB(欧州中央銀行)理事会、コミー前FBI(米連邦捜査局)長官の議会証言を控えるため、レンジ圏の動きに終始。午後も方向感のない流れとなっている。なお、豪連邦統計局が発表した1-3月期実質国内総生産(GDP)は前年同期比1.7%増で市場予想を小幅上回り豪ドル円は1豪ドル=82円17銭近辺から82円66銭まで上昇した。


今日の個別は、三菱UFJとパナソニックが1%未満だが小幅に上げた。パナソニックはこのところ快調のようだ。トヨタ、ホンダ、三菱重工、IHI、コマツは1%未満の小幅ながら値を下げた。市場は様子見と言うが、日経平均2万円では上げ過ぎ、19900円割れでは売られ過ぎという狭いレンジだろうか。


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